きりんぐみの教室には一本の木があって、少しずつピンク色の花を咲かせ始めています。
子どもたちの素敵な姿に一つ出合うたびに、この花が増えていくということなのですが。
花をよ~く見てみると…ハート型なのです。
これを見ているだけでも、なんだか、ほっこりと、優しい気持ちになりませんか?
お友だちにしてもらって、よかったな、うれしかったなと思うことが子どもたちから語られます。
子どもたちの姿が素敵だなって思ったら、先生が「ありがとう」の気持ちを伝えることもあります。
その場の空気を読み取ったり、人の気持ちを汲み取ることが苦手な子どもたちですが、自分がしてもらってうれしかったことやよかったなと思うことを積み重ねることで、いつか、その喜びを他の誰かに与えることはできるのではないでしょうか。
また、習慣として身についていることも、何気なくしたことも、誰かを喜ばせたり、幸せな気持ちにしていることってあるものです。
それを私たちはていねいに意味づけて、共感して、子どもたちの心の中にしっかりと積み上げていきたいと思っています。
もうすぐ卒園する子どもたちもいますが、この先もずっと、「ありがとう」の花をいっぱい咲かせてほしいと思います。