新しい園舎での新年度が始まりました。新入園児さんも在園児さんもここでの生活は初めてのスタートです。もちろん職員も。4月は、晴れたり曇ったり、落ち着かない空模様の日が続きましたが、園庭遊びをたっぷり楽しむことができ、砂場や乗り物など好きな遊びでウオーミングアップ。以前廊下にあった人気のすべり台は、園庭にお引越しです。環境に慣れない子どもたちのドキドキの時間を支えてくれています。
「砂遊びは久しぶりです~」と言いながら、我が子のペースに合わせつつ付き合う少々緊張気味のお母さんたち。
赤い乗り物を見つけたRくんとお母さんが楽しそうに乗っていたのを見て、追いかけてきたHちゃん。空いてた後ろにちょこんと座り、はじめましての二人でしたが仲良くドライブとなりました。こうした一コマも朝の自由あそびのいい時間です。
こちらは、素敵な教室から外を見ているAちゃん。何度も玄関まではいくものの、また教室に戻ってひと遊び。でも、外のお友だちも気になるAちゃん。時々お母さんの誘いかけもあり、園庭に出るまでしばらくかかりましたが、出るとカラーボールを見つけて触ったり、探索を楽しみました。園庭に出ることが目的なのではなく、Aちゃんの思いにゆっくり付き合いながら、一緒に楽しみを見つけていく過程が大事ですね。
4月の活動は、カラーボール遊びとすべり台遊びでした。
お父さんに受け止めてもらって楽しさ100倍!もう一回~~!!!
あしびトランポリンも復活です。雨天も遊べるいいスペースです。
🌷あしび日和🌷
たくさんの方のお力添えのもと、あしび園が無事に完成しました。正面玄関のアーチ型の壁と3本の柱に描かれたデザインは、大阪在住のイラストレーター「日比野尚子さん」によるものです。鞆町でご活躍のデザイナー「江竜陽子」さんがつないでくださったご縁です。
どれも、言葉では説明できないような「謎の?!生きものたち」。動きも表情もユニークで、「これってなに?」「なにをしているの?」と、想像力をかき立てられます。日比野さんいはく、何に見えてもいいそうです。見た人が自由にとらえて、意味づけて、楽しんで。そのしぐさが、お友だちのように見えたり、自分みたいだな、なんて思ってくれてもよいかなと。ご本人も楽しい気持ちで描かれたとのことです。カラフルな色合いが青空に映えます。
さて、このピッカピカで、とってもキュートなあしび園に、現在、のべ100組ほどの親子さんが通われています。南向きの園舎は大きなガラス戸に囲まれて、とても開放的です。晴れた日には、お日さまがさんさんと降り注ぎ、とても暖かです。園庭には、子どもたちが大好きな木製のすべり台と砂場があり、どちらも盛り上がっています。広々とした園庭の真ん中では、乗り物遊びも繰り広げられています。ひらひらトンネルやガソリンスタンドがお出迎え。かたや、雨の日やおやつの後の時間には、全天候型半屋内遊戯場でトランポリンを楽しみます。夏にはプールが登場する予定です。そして、教室では、おなじみのふれあいあそびにシャボン玉、ボール遊びにエプロンシアターなどなど、子どもたちの期待に応えて、安定のお楽しみが待っています。
新しいピッカピカの園舎は、ワクワクもしますが、継続して通ってくる子どもたちにとっては、ちょっとドキドキだったりもします。だからこそ、「変わらないもの」もとても大切なのです。この先も、子どもたちの安心感と期待感を大切に、「楽しい」「おもしろい」「もっとしたい」「やってみよう」という気持ちをぐ~んと高められるような時間をつくっていきたいと思います。どうぞ、楽しみに来てください。(園長)