今日で、8月の登園日は最後となりました。全国的には、強い台風10号が西日本を横断しており、台風から離れた場も含め、各地で大きな被害が起こっていることが毎日のように報道されています。広島県にも、何らかの被害があると予測されていますが、気象状況をこまめに確認し、不要不急の外出を避け、身の安全を確保してください。
さて、きりん組では、5月のブログでもあげた、野菜たちの水やりをクラスのお当番活動として毎日順番に行い、大事に育ててきました。そして、たくさんの野菜が収穫できました。残念ながら、ナスは今年の夏の暑さにやられてしまい大きく育つことがなく、収穫できなかったのですが、ピーマン、トマト、ナスを使ったクッキングをすることにしました。
子どもたちに宿題として、各家庭に3つの野菜を使った料理はどんなものがあるのかお家の人と調べてきてもらいました。皆さん、たくさんの料理を調べてくれましたよ。
その中から、『夏野菜ピザ』を作ることに決めました。
まずは、子どもたち一人ひとつ野菜を決めてもらい、“野菜を洗う”ことからスタートです。
「オイシイ ピザガ 出来ルカナ」とお友だちと話しながらきれいに洗ってくれていました。
次は、野菜を子どもたちの前で切ります。
みんなで野菜を触ったり、断面を見たり、においをかいだり、包丁で切られていく変化もみんなで見ました。切っている職員に「頑張レ!」と応援してくれる優しいきりん組さんです。
いよいよ、自分のピザを作ります。
まずは、お皿にクッキングシートを引きます。その上に、生地となる“餃子の皮”を置き、ピザソースをスプーンで塗り広げます。そして、切った野菜(ピーマン、トマト、ナス)を自分の好きなだけトッピングし、チーズをのせて、準備O.K!
そのピザを焼くのは、ホットプレートです。
クッキングシートごとホットプレートに入れて、フタを閉めます。
ここから、ちょっと我慢しなければならない“待つ時間”です。
…と、言っても待つことの苦手なきりん組の子どもたちが、出来上がりを期待して待てる間にできる材料を考えてたどり着いた餃子の皮を使用しているので、待つ時間は本当に短いんです。
さらに、きりん組で流行っている、おまじないもあるので、待っている時間も楽しい時間。
それは、「フライパンダ」という絵本に出てくるおまじない。
「アポパイ ポコパイ パンパンパン パンダッチュノ ポー」です。
1回目では、チーズがとけておらず、
「みんなのおまじないパワーが足りないのかもしれない」
なんて話をして、もう一度おまじないをかけます。
2回目が終わるころにはチーズもトロッととけ、おいしそうな夏野菜ピザが出来上がりました。
自分たちで育てた野菜、自分で作ったピザを前に、子どもたちはとっても嬉しそうに見ていました。
チーズをびよーんと伸ばしておいしそうに食べる子どもたち。ピザができた“喜び”“嬉しさ”、また、お友だちがおいしそうに食べている姿を見て、苦手な野菜を口にする子もいました。
9月にもう一度、『夏野菜ピザ』を作ります。
その時は、大きなピザをみんなで協力して作り、みんなで分けて食べるという経験もできるといいなと思っています。
野菜が苦手な子どもたちも、“こうしたら食べられる”というきっかけになってくれていると嬉しいなと思います。