

法人主催による『人形劇団プーク』の公演を10月25日午前・午後と2回行いました。昨年に引き続いての2回目となります。総勢300人を超える親子が見に来てくださいました。
今回の演目は、「りんごかもしれない」「小坊主ずいてん」の2本でした。
「りんごかもしれない」は、ヨシタケシンスケさんの絵本でおなじみの作品です。
りんごのお人形や不思議な音楽や光が、子どもたちの目と耳をひきつけていましたね。



「小坊主ずいてん」は、小坊主さんと子ぎつねとのばかしあいのやりとりが、笑いを誘っていました。お経のリズムやコミカルな動きもたのしかったです。


『人形劇団プーク』の公演をおこなったのには、2つの理由があります。
一つは、1972年にこぶしの村福祉会、1973年に草笛学園が設立しました。設立にあたっては、土地も建物も資金もなく、当時の発起人の方々は、いろんな面において、尽力をされました。その資金集めの活動の一つとして、人形劇団プークにもお力添えをいただいた経緯がありました。50年余りのご縁をつないだ公演です。
もう一つは、障害や発達の特性のある子どもたち、その家族が、演劇や映画、絵画展など文化的な機会にふれることは、決して簡単なことではありません。少しでも、知れた顔がある安心した環境で、気をつかわず、少しでも、人形劇や歌といった文化にふれてもらいたいという思いからの公演でもあります。
ご覧いただいたみなさん、いかがでしたか?楽しい時間が過ごせましたか?
泣いちゃったお子さん、長く見るのがしんどかったお子さんもいましたね。
去年ご覧になった方は、お子さんの様子に変化がありましたか?楽しめる場面も増えたのではないですか?
その時の雰囲気や気持ちによって、子どもたちの姿は違います。
でも、こうした機会の中で、歌や光、お母さん・お父さんがしてくれたことなど、子どもたちの中には、積み上げられていきます。次は、どんな姿がなったか、楽しみにすることもできます。
日々の生活、行事を通しても、子どもたちが大きくなっていきますので、ともに、歩んでいきましょう。

