先ほどの、給食の話のつづき?
草笛の子どもたちの中には、偏食の子がたくさんいます。
色や混ざっているなどの見た目がダメ!
口の中で、もさもさして、食べにくいからダメ!
舌触りがダメ!
温かくないとダメ!
決まったものじゃないとダメ!
いろんな理由で、食事を狭めている子どもたちです。
新入園のYくんも、その一人。
この一月、食事になると、なかなか口をつけるものがありませんでした。
あれはどうか?この形態はどうか?器はどうか?などなど、いろんなことを試み、探ってきました。
Yくんとは別の子のためにと、炊飯器にご飯を入れて準備をしていました。
すると、どうでしょう。そのYくん、勇んで炊飯器の前にやってきて、入れる気満々です。
はてはて、半信半疑で、思いに沿って、ご飯をよそったお皿を運ぶYくんを見守ると、スプーンですくって食べ始めるではありませんか。
みんなで、びっくり!(うれしい方での驚きです)
過敏さやこだわりもあったと思います。でも、なにより、本人がその気になったことが一番大きな突破口を生んだんだと思います。
その気になるために、炊飯器も1つのきっかけだったと思います。
それだけでなく、いろんな関わりや楽しみも、その気になる理由になると思います。
まだまだ、その気になる工夫が必要ですね。