サーキットをしていた子どもたち、巧技台がでると、すかさず、始めてしまいます。
目についたから、行ってしまうのは、当然です。
なので、思いのままに進んでよいというのではなく、先生の働きかけがあることに気づけるようにしていく必要があります。
平均台も走るかのように進んでいた子どもたちのところで、後ろむきで進むように「バック、バック…」と促してみました。
先生の動きを意識して後ろむきに進む子がちらほら。
その子どもたちの様子を見て、さらにバックに挑む子がちらほら。
平均台のところでは、向きを変えて進むという切り替えをするようになってきます。頭も体も切り替えていく間が生まれることになっていきます。
なかなか、サーキットに乗り気ではなかったYくん。
「休憩をしとき」と気持ちがむくのを待っていました。
長く待つ中で、声をかけてみます!すると、「ウン」と返事が返ってきました。何からするのか尋ねると平均台を指さします。
まぁ、平均台なんだ!と意外にも思っていると、さらに意外!
後ろむきに進み始めました。
ちゃんと、他の子がバックをしていたのを見ていたんですね。
休憩しながら、ちゃんと、気持ちを高めていたようです。
「バック、バック、バック…」には、いろんな力が隠れていました。