何日か前から「おにがくる?」と、発表会の練習のたびに、廊下を気にする子どもたちがチラホラいました。
今日も、気が気ではない様子の子どもたち。
いつもどおり、発表会の練習を終えたところで、大きな太鼓の音が聞こえ始めました。
音にびっくりの子もいれば、「鬼が来た」と察して泣き出す子もいます。もちろん、まったく動じない(気にしていない)子もいます。
3匹の鬼たちが子ども達の前に現れました。
どんな表情か?どんな反応か?を確かめるように、鬼たちは子どもたちの前を歩いて回りました。
平気な顔で横を通り過ぎたり、興味津々で顔を覗き込んだり、
怖くて怖くて、たまりません!と泣いたり先生の後ろに隠れたりといろんな姿です。
年長さんたちが作ってくれた新聞紙のボールで、鬼退治です。
勇猛果敢な子どもたち、「おにはそと」と力強く投げつけます。
連れて行かれそうになった先生を奪い返すたくましい姿もありました。
発達の中では、怖いけれども見てみたい!怖いけれども立ち向かう!怖いけれども助けたい!そんな葛藤の行き来が大事な時期があります。
豆まきの中でも、その姿がみられているこどもたちがいました。
視覚的なインパクトがトラウマになることもあります。なので、ほどほどのやりとりが必要ですね。
明日は「くさぶえ、いかない」という子がいるかもしれません。
「いい子にしておかないと、鬼がくるよ」という言葉は禁句ですよ。
「みんなで力を合わせて、やっつけたので、鬼はお山に帰っていったよ」と話してあげてくださいね。