今週、つくしさん、すみれさん、年長さんは、近所の方の畑に、つくしを採りに行きました。畑の中から、つくしを探さないといけません。トマトやキュウリのように、馴染みの野菜なら分かります。なっている場所がはっきりとしているなら分かりやすいです。ですが、「つくし?」。つくしぐみは知っていても、つくしとなると、どうかと思います。耕していない場所なので、これまた見つけるのが難しいです。
そんな中、子どもたちは足元を見ながら、一生懸命探します。大人にしてみれば、わんさか生えているので、一目瞭然なんですけど…。
手にすると、うれしそうに、見せてくれます。「つくしって、これなんだ!」と肌で感じることができるつくし採りでした。
このつくしの生えている畑の持ち主さんから、「いつも(畑仕事していると)、こどもさんらが、「こんにちは」と声をかけてくれるんで、嬉しんです。あの子たちがつくしを見たら(採ったら)、喜ぶんじゃないかと思って、お声をかけました」と電話をくださいました。
日頃から、先生たちも子どもたちも、近所の人に必ず挨拶をして歩いています。そのことで、こども達の姿を温かく見て下さる方がいて、つながりを持てる地域に草笛があることが本当に、幸せなことだと思います。
挨拶や人との関わりをするのに、ソーシャルスキルトレーニング(SST)という手法があります。こうした個別の中で身につく技術も大切ですが、日々の関わりの中で、自然と、当たり前に、子どもたちが身につけているスキルもあります。私たちの療育では、決して、技術を身につけることが目的ではなく、色々な人を介して、やりとりする良さや、人のぬくもりを感じあえることをめざしていければと思っています。
春ですね!