残すところ、卒園式を残すのみになりましたね。
卒園式を前に、年長の時間、みんなでは3回、練習をしてきました。
主には、卒園証書の受け取りと卒園の歌です。
名前を呼ばれて、返事をして、前に出ます。園長先生を前に立ったところで、学校先を言われます。それを聞いて、受け取りに園長先生のところまで進みます。お祝いの言葉を聞いて、両手で受け取ります。舞台の端に立ち、証書を掲げて、みんなに披露です。自分の席に戻っていきます。
この間、園長先生に、練習の出来栄えを聞いてきました。両手で丸を示して伝えていましたが、離れていた手の先が近づき丸になってきました。
歩いて前に出てるかな?両手で証書をうけとってるかな?「ありがとうございました」って言えてるかな?静かにみんながもらうのを見てたかな?始めから最後までがんばってたかな?などなど、子どもたちの頑張りどころを確認する中で、意識することが増えてきました。
意識して、頑張る姿が増えてきました。
司会をしていて、子どもたちに働きかけていることがあります。
子どもの名前を呼ぶときには必ず顔を見ます。こちらを見ていれば、そのまま、名前を呼びます。見ていなければ、苗字を言ったところで、間をおいて、言っていることに気づくようにしてきました。同じように学校先を呼ぶときも、同様です。
前の子が証書を受けとり帰ってくるあたりから、こちらを見ている子が増えてきました。受け取りに行くつもりがしっかりとあります。証書だけが目的ではなく、そのために人を介しているのが、子どもたちの偉さでもありますね。
歌でも、そうです。はじめの一礼。礼をするつもりがあれば、ピアノの音を聞かなくても礼をします。つもりがなければ、ピアノの音を聞いて、礼をするつもりができ、するようになっていきます。
こどもたちは、見ようとすること、聞こうとすることを卒園式の練習の中でも積み重ねています。
最後の練習では、最初から最後まで、今まで言われたことを意識して、それぞれの頑張りが見られました。本番を前に、丸がもらえてしまいました。
もちろん、本番の方が、緊張です。状況が違います。その中で、最後のがんばりを見せてくれると楽しみにしています。
今年は、こぶしの花の開きは少し遅いようです。月曜日はどれだけ咲いているかな?