すみれ組さんの取り組みには、つづきがあります。
楽しみのための一つにと、樋をおいて見ました!
拾った石ころや砂利を流してみます。入れようとする子もいれば、なんのこっちゃ???という子もいます。ボールを転がす玩具があると思いますが、樋はこの玩具の要領なんです。自分がボールをおくと、下に落ちていく。右に左にコロコロと!自分のしたことで何かが起きる。それを見ることができる。
砂利よりも、何を入れるのかが分かる方がいいんです。だから、ボールを渡してあげると、樋に流す(転がす)ものがわかります。転がっていくのが分かるように、見えるようになります。樋の位置も子どもの視線に下げてみます。
感覚的な遊びを楽しんでいるKくんも、ボールを差し出すと、手にして樋に転がします。そのうち、ボールのあるカゴに目を向けて、自分で拾って入れるようになっていきます。Hくんは、やる気満々!ボールを手にすると、不安定で、樋も手にしてしまいます。身体を持たれてしまうこともあり、やりたくても、“うまくいかないなぁ”と思うこともでてきます。なので、座れる台を用意します。少し、足元が安定するので、気持ちは向きやすくなります。
二人とも、“うまくできるようになる”ために、あそんでいるのではなく、先生やお母さんと楽しみを一緒に感じるために、手助けしたり、一緒に喜んだりをしています。
『楽しく感じることが、できること』になり、『できることが感じられるので、楽しくなる』そんな取り組みをしています。