園長先生が子どもたちと関わるのは、子どもたちが楽しんでくれるようにという思いが一番です。
でも、その楽しむには、ちゃんとした意図があります。
身体が不安定なMくんをひこうきあそびをします。
楽しく遊びながら、体のバランスをとれるように、両手を支えます。
支えるだけでなく、Mくん自身が支えを得ながらバランスをとるように、指を握らせるようにします。
身体をまっすぐにしようと、背筋への働きかけもしています。
そんなMくんとの遊びを他のこどもたちもほっとくわけはありません。
お膝に背中に、楽しいことがあると、TくんもSくんも引っ付きにやってきます。
「いないいないばぁ」と歌っていると、Hちゃん、手でおめめを隠して、開いて見せてくれます。
布バスには、引っ張るには多すぎるほどの子どもたちが乗ってきました。
「もうっ」と言いたくなるところも、一人ひとりをちゃんと受け止めてくれます。
どの子に対しても、意図をもっているのが園長先生です。