すみれさん、たんぽぽさんには、身体が小さく、身体が不安定な子がいます。
そんな子どもたちにとっては、楽しく盛り上がっているプールでも、大嵐のように感じることもあります。
いつ、水が襲い掛かってくるか?足元がすくわれるか?お友だちや波が身体を押しやるか?不安を常に感じないといけません。
そんな中でも、子どもたちは安心を見つけ、安心から楽しみを広げていきます。
先生にしがみついていることも安心の一つです。
不安に感じる子どもたちの安心の場に、プールのふちを意識づけています。倒れそうになっても、手が届く。歩いていても、手を伸ばせる。ジャンプだって、両手で支えられれば、自分の力でできるんです。少しの水がかかっても、怖いことが起こっても、安心も持つことができます。
自分でやろうと思う姿、自分の力でできていく手ごたえを感じることができています。
その子、その子の楽しみ方や頑張りを大切にしていけるプールです。