先々週のお話。
こぶしの木に、実(?)がなっています。それを使って、「じいちゃん、じいちゃん」といいながら、人の顔を描いていると、何人かの子どもたちが同じように、描き始めました。同じように「じいちゃん」と言いながら、顔らしきを描いている子もいれば、「ドラえもん」と、それらしきものを描く子、うまくいかなくて、描いている絵をふんでいく子と、いろいろです。描ける描けないはともかく、何か描いてて楽しそうというのが、原点にあるように思います。
となりで、園長先生が、おおかみとぶたを描いていました。それに合わせて、わらの家を描きながら『三匹のこぶた』のはなしをすると、Mくんは、四角をたくさん描いて「れんがのおうち」「とばんのんよぉ!」と、教えてくれました。一番頑丈なレンガの家を描いたようです。
発表会やエプロンシアター、あそびの中で、取り入れていた『三匹のこぶた』を思い出して、自分なりに感じたことを絵にして再現して教えてくれました。楽しみとしての蓄積でもありますが、そのことが広げているのは、Mくんのえらさだなぁと思いました。絵を描くこと一つで、楽しみや頭の中のイメージを広げていけるような、関わりができていきます。