かけっこの練習も始まりました。
サーキットの練習のない2クラスが、自由遊びの後にそのまま園庭(きりんぐみ前)で「よーい、どん!」の練習をします。
「よーい、どん!」
元気よく駆け出しました!
全力疾走!初めての練習とは思えません。
4人一組で走ります。
順に名前を呼ばれた子は、手を挙げます。
このかけっこ。もちろん、子どもたちの「走り」が見どころではあるのですが、実は、もう一つ見せ場があるのです。
さて、それは何でしょうか?
走り終えた子どもたちは、同じ組の子と手をつないでスタート地点に戻ります。
勝っても負けても、恨みっこなしね(^_-)
・・・と、ゴールにいた先生に、子どもたちが呼び止められました。
「M君も一緒に帰ってくれる?」
どうやら、M君。つられて走ってきたようです(^^;)
慌てて引き返す子どもたち。誰も何も言いません。
M君と合流して手をつなぎます。
差し伸べた手が、「イッショニ イコウ!」って言っています。
子どもたちは、くるりと向きを変えて、スタート地点を目指します。
「ヨシ!イコウ!」そんな声が聞こえてきそうです。
何事もなかったように歩く子どもたち。
引き返してから新たな仲間を招き入れるまで、そして、こうして、5人そろってスタート地点に戻るまで、その手が離れることは、一度もありませんでした。
「はじめとおわり」
ひかり園の生活の中で大切にしていることの一つです。
つい、途中で気持ちや行動が途切れたりすることもあるけれど、やっぱり「おしまい」は大切に。
それは、活動の区切りですから。
活動の準備をして、片付けをするのもそのためです。
活動の区切りは、心の区切りでもあります。
走りっぱなしでは終わりません。ちゃんとスタート地点に戻ってこそ、完結です。
どうぞ、運動会では、こうして手をつないで仲間と歩く姿にも注目してくださいね(^_-)