運動会に向けて、『野菜のパーティー』にちなんだ取り組みを積み重ねてきたくま組の子どもたち。
この日は、”にんじん大臣”のたっぷり入ったホットケーキ作りです。
にんじんが嫌い!苦手!という子もいるかと思いますが、さてさて、いかがなものでしょうか?
まずは、卵を割って。
なかなかの手つきです。
お次は、粉を入れて。
ザザザー。じょうずに入れられました。
続いて、牛乳を量って、入れます。
水分量を間違えないことが、美味しいホットケーキができる秘訣です。
お友だちのお仕事を見守ります。
さあ、生地をしっかりと混ぜ合わせますよ。
バトンタッチして、「お仕事」をつなぎます。
いよいよ、本日の主役”にんじん大臣”の登場です。
力いっぱいすりおろしましょう!
わあ!いっぱい!!こんなにも入れちゃうの?!
はい、入れちゃうんです^^;
すると、こんなオレンジ色の生地になっちゃいました!
にんじん色のにんじんケーキですよ。
さてさて、お味はどうかしら?
んんっ?臭ってる?!
そう、にんじんが入っていることは知っていますからね。
確かめているのです。
ちょっとドキドキしながら恐る恐る食べてみます・・・
あらっ?おいしい!
ほんとだ!おいしい(^^)
あっちでも、こっちでもパクパク食べる子どもたち。
にんじんが苦手な子も、見ただけで、「イヤッ」って、顔をそむけてしまう子も、なんとなんと、全員食べたんですって!
どうしてでしょう?
自分で作る、または、作る工程を見ることで、安心して食べられるということはありますけれど、あんなににんじんが入っていることも見て知っているのに、どうしてなのでしょう?
みんなで楽しく作ったから?
いつも目にするオレンジ色のかたまり(千切り、たんざく切り、いちょう切り、乱切りetc)じゃなかったから?
淡いオレンジ色にそそられたから?
それとも、それとも、にんじん大臣は、悪者じゃないって知っているから?
さてさて、答えはどこにあるのでしょう?
ここで大切にしたいのは、子どもがおいしく食べられたという事実とともに、にんじんにも見え方がいろいろあって、子どもたちにも感じ方がいろいろあるということです。
子どもたちの「だいじょうぶ(安心感)」「おいしそ~(期待感)」「食べてみようかな?(意欲)」は、どうやったら引き出せるのでしょうか?
そのヒントが、にんじんケーキ作りの中に隠れているかもしれませんね(^_-)