11月も今日で終わりです。
すっかり秋も深まって、周辺の山々も街路樹も、紅葉から冬枯れの景色へと変わり始めています。
朝の気温も日ごとに下がり、子どもたちの装いも冬物に衣替え。上着を羽織ってくる子もチラホラ。
それでも“こどもは風の子、元気な子”とはよく言ったもので、ひかり園の子どもたちは、雨がふっていなければ、園庭へと飛び出していきます。
11月の半ばからは、恒例の「マラソン」が始まっていますから、外へ出た子は、表園庭のプラタナスの木の下にポツポツと集まってきます。
10人くらいそろったら、準備体操。
いきなり走ったら、けがにつながりますから、これが大事なのです(^_-)
それが終わったら、「よーい、どん!」の笛の合図とともにスタート!!
元気いっぱいで駆け出す子どもたち。
坂道だって、走ります。
緩やかな坂道ですが、身体の使い方や使う筋肉は違うのですよ。
鉄棒の向こうをぐるり。
カーブを回る時は、おのずとスピードダウン。
こうやって、状況に応じて動きや速さを調節しながら、身体はつくられていくのですね。
一周走ったらストップ!
何をしているのか?というと・・・
一周走り終えた子の胸にガムテープを貼り、そこに、先生が「一」と書きます。
1周の「一」です。5周走ると「正」の字になります。
かなり古典的な文化を取り入れていますが(^^;)、子どもたちにとっては、目に見えて「いっぱい!」という感じがわかりますし、「だんだん増えていく」という実感もわいてきます。
また、低緊張で疲れやすい子どもたちにとって、「1周走ったら休憩」というペースも重要です。
何周も走り続けるための秘策でもあるのです(^^)
先生と一緒に、友だちと競って、自分に負けないように!と子どもたちの思いや楽しみ方はいろいろですが、楽しいと思えることや手応えを感じられることの中で、身体づくりができれば、言うことはありませんね。
これからしばらくは、「毎日マラソン」です。
寒い冬を越えて、春を迎える頃には、心も体もひとまわり大きくなっていることを期待して、子どもたちとともに、走り続けたいと思います。
「ファイト!ファイト!」(^0^)/