先週の金曜日はお餅つきでした。12月も、もう半ばを過ぎようとしています。一年早いもので、もうお餅つきの時期なんですよね。草笛では、例年親子でお餅つきをしているのですが、コロナ禍のため昨年度と今年度は子どもたちだけでの行事となりました。
最近は、お餅つきをする家庭も減っていて、経験ができにくくなっていますね。草笛では、日本の伝統行事を大事に、子どもたちが文化にふれる機会を保障し、楽しい経験ができたらと思って取り組んでいます。
はじめは、園長先生が“よいしょ!、よいしょ!”と力強くお餅をつきます。遊戯室いる子どもたちは、♪ぺったんこ~、それ、ぺったんこ~♪と歌いながら見ている子や真剣な表情で見ている子、先生がなんかしてるぞ~と思いながら見ている子、どの子もしてることにとってもよく注目していましたよ。
園長先生がついた後は、年長のお兄ちゃん、お姉ちゃんたちがつき手になります。
杵は子どもたちにしたらとっても重くて、ふらついてしまうほどなのですが、さすが年長さん!“自分でやりたい!”“一人でやりたい”という思いがあふれ、ちょっと先生が杵を支えようとすると、その手を振り払って、つきはじめるのです。身体もたくましくなってきているのでしっかりと杵を握っていますし、杵のどの辺を握ったらうまくお餅がつけるかな…と自分で考えながら杵を持ち直していました。大人はついつい、「ここを持ったらいいんじゃない」と急いで答えを出してしまいがちになってしまいますが、自分でどうしたらいいかな?と考える姿も見ることができました。“大人と一緒に”ではなく、自分でやれることに手ごたえを感じていた年長さんでしたよ!
年中さん、年少さんも、つき手を経験しましたよ。先生や年長さんがしているのを見て、“
ボクも、ワタシもやってみたい”と思って向かってきていました。まだまだ身体の小さい年中さん、年少さんにとっては、杵はものすごく大きく、重いものです。杵を持った瞬間に“おっとと”とバランスを崩してしまいます。それでもやりたい気持ちがいっぱいな子どもたち。先生たちは杵の柄の端っこをこっそり支えたり、持ち上げる時だけ手伝ったり、力が入りやすいような位置に持たせてみたり、”自分でやった感”が感じられるようにお手伝いをします。
ついた後は、丸める(さわる)経験もしましたよ。ほんのりあったかくて、柔らかくて、自然に触り方も優しくなっていた子どもたちでした。
みんなでついてお餅おいしかったかな?