発表会が終わり、3月はクラスでゆったり、じっくりと遊びます。運動会や発表会を終え、一年間を通して、楽しみが少しずつ膨らんできたり、友だちとの関係も広がったりしてきています。
すみれさんは、久々こぶしヶ丘のグランドまで散歩に行きました。
4月と比べ、身体もしっかりとしてきたすみれっこ。下り坂は、勢いのまま進んでいくので、ちょっぴり大人がブレーキをかけることがいるのですが、帰り道(上り坂)は、それぞれの子どもたちが、地面を踏みしめながら、なが~い坂道を自分の力で登っていくのです。とはいえ、途中で疲れてしまうので、休憩は必要ですが、「つかれたね~」と声をかけ、職員も一緒に座り、少し休憩すると、また、自分から立ち上がって進んでいくのです。
グランドでは、すべり台に向かっていく子、広いグランドが嬉しくてニコニコで走りまわる子。山際を歩いていいもの探しをしている子。それぞれの楽しみに向かっていく素敵な姿が見られました。Aくんは、山際の方から何やら、長い棒を見つけて持っていました。よーく見ると、その棒を地面に打ち付けたり、掲げてくるくると回っていたのです。その動きに合わせて「♪つのつのいっぽん、あかおにドン♪」と歌ってみると、さらに踊りはじめ、「オニダゾ~」と言っていました。つくし組が発表会でしていた、「ももたろう」の鬼役をしていたようです。お兄ちゃん、お姉ちゃんたちへのあこがれや、“面白そうだな~”、“やってみたいな~”と気持ちを膨らませながら、過ごしていたんだな~と嬉しく感じた場面でした。また、その姿を見て、全体で取り組んでいく良さを改めて感じることができました。