いい天気の中、参観日では予定通り、三つのクラスがさんぽに出かけました。
それぞれのクラスの行き先は、歩く距離、行ってからの活動、子どもたちの手応えなどを考えて選びます。
「荒神さんへいくよ」というと、階段を思い浮かべる子もいれば、神社の建物やそこからの眺めを思い浮かべる子もいるかもしれません。「うしとら神社へいくよ」というと、神社を思い浮かべる子もいれば、歩きに行くんだということを感じる子もいるかもしれません。
さんぽは、行き先を伝える事は大切なことですが、伝えれば良いという物ではなく、その子その子が何を描いて歩けるかが大切です。行き先よりも何をするのかが分かるほうがいい子もいるので、「シャボン玉しにいくよ」「マテマテしよう」と言うと分かるかもしれません。手にストローやカップなんか持つと、なお、何しに行くかが分かります。
行き先に加えて、歩く時のルールを伝えたりもします。「車が来たら止まりましょう」「先生が先頭です。後ろを歩きましょう」「走ってはいけません」など、みんなに共通する約束事です。たくさんのこと(約束)を意識するのは大変なので、必ず大事にすることだけを伝えます。
その中で、意識が高まってくると、今度は、それぞれの子どもたちのめあてを伝えていきます。「おかあさん、しんどいからゆっくり歩いてね」「おかあさんと手をつないで歩くんですよ。」など、個々の意識すべきこと(課題)は違いますので、それぞれに働きかけをしていくことも大事になってきます。
子どもたちにとって、見通しを持ってもらうために、どんな声をかけたらいいのか?どんなことを伝えたらいいのか?次の参観日で試してみるのもいいかもしれませんね。