プールの活動の中に、竿くぐりという活動があります。一般的には、子どもたちが水に顔つけができるようにするための活動です。
“自分でやる”という気持ちを尊重しながら、進めていますが、子どもたちは何を思っているでしょう?
子どもたちにとっては、竿の下を通るという思いの子もいます。
竿にぶら下がるという思いの子もいます。
くぐろうと頭をかがめる子もいます。
顔を水につけようと思う子もいます。
水につけてくぐろうと思う子もいます。
竿の向こうまで泳ごうと思う子もいます。
同じ竿くぐりでも、思いはバラバラなわけです。となると、子どもたちの思いにあった取り組みやねらいが必要になってきますね。
自分で竿の下をくぐる子は、先生の手を支えにくぐるということが必要になるかもしれません。相手を頼れなくては、水をくぐっていくことはできません。
あんなふうにつけるのか!(およぐのか!)と思えるようなお手本や憧れがいるかもしれません。
子どもたちの思いと、私たちの思いが合わさる中で、一つ大きくなっていきます。