「きりんさん、くまさんはお散歩です。帽子とリュックをもって、集って下さい!」というアナウンスが流れました。
自由あそびを終えて、早々と散歩の準備です。
玄関先で、先生が「きりんさん、きりんさん」と呼んでいます。呼ばれて、子どもたちが集まってきます。
その途中で、子どもに「今、放送、何って言ってた?」と尋ねます。
「きりん、さんぽ」と答えます。
さらに、「散歩するのに、何をしてからって言ってた?」と加えて聞きます。
「・・・」。
アナウンスはいつもかかります。中味を聞いてなくても、お片付けだと分かります。
きりんという言葉を聞けば、自分のグループだということは分かります。
だけど、何を聞くかが必要になってきます。
きりんさんに何を伝えているのか。何をしなくてはいけないかを言われているのか。
聞く力のついてきた子どもたちです。もっと大切なことを聞く力にしてあげる必要があるなぁと感じました。