運動会、お疲れ様でした。
毎年、運動会では、喜びを感じる子どもたちの姿もあれば、子どもたちの揺らぐ気持ちもたくさん見られます。
Mちゃんもその一人。
いつもとちがう雰囲気には戸惑いを隠せないMちゃん。
行進をすませ、先生に抱かれていたのですが、「かばん、いる」とリュックを求める一言!
入園当初も、放せなかった袋やおもちゃ等々がありました。
支えとしていた物から、生活の支えは、遊びであり、先生であり、分かることや人に変わって行きました。
久しぶりに不安を感じる場面で、Mちゃんは、支えを求めてきました。
かけっこでは、リュックを背負うと散歩のように進み出しました。
競技では、スタートをきると、途中で、リュックを投げ出し、進みました。
支えっていうのは、物があることで安心を得るためのものではありません。安心をして、次のことや自分のすることに向かっていくためのものなんです。
Mちゃんは、自分で「かばん、いる」と言いました。
“カバンを背負ったらかけっこができそうな気がする!”と思ったか?
心境は定かではありませんが、自分のすることに向かって気持ちを整えていったのだと思います。
ステキな育ちです!