朝晩は寒く冬の訪れを感じますが、日中はぽかぽか日和で、赤や黄色の紅葉が美しく、秋の深まりを感じます。あしび園の園庭では、どんぐりでケーキを作りお店屋さんをしたり、ガソリンスタンドでは「いらっしゃいませー」と慣れた掛け声が響き、元気いっぱいに遊ぶ子どもたちの姿が見られます。
あしび園では、11月も色々な遊びをしました。楽しそうに遊ぶ親子の様子をお伝えします。
✿外あそび✿
午前は、ひんやりと寒く、鼻の頭をほんのり赤くしながら走り回って遊ぶ子どもたち。お母さんやお父さんに向かって「ヨーイドン」をしたり「乗り物レース」をして大盛り上がりです。

午後は、日差しも暖かく、みんなで「転がしドッチ」や「だるまさんが転んだ」など、子どもたちの方から「先生やろ~」と声をあげてくれ、みんなで楽しく遊んでいます。
✿マットあそび✿
午前のあるクラスでは、マットあそびをしました。でこぼこ道で足裏を刺激したり、「この子は大事な子~」とゆさぶりやくすぐってもらってもらったり、みんなの大好きなマットの山に登ったりします。



「ママ~」とマットの山のてっぺんからお母さんに手を振って、お母さんに向かって転がります。ひとりで上手に転がる子もいますが、お母さんやお父さんが抱っこして転がってくれると、スリル満点だけど心もポカポカ温まり、自然と笑顔が溢れます。上手に転がり自信がつくと、今度は自分で頑張ってみようかなと、平たいマットを馬さんで進みます。


好きな遊びを繰り返す子、コースに沿って楽しむ子、時にはお母さんの抱っこで安心しながら、それぞれに楽しめた活動でした。
✿ごっこ遊び✿
午後のあるクラスの活動は、みんな大好き🍔マクドナルド屋さんごっこをしました。
まずは製作です。お店屋さんのサンバイザー、ハンバーガーとポテト、買い物用のお財布など、クラスによって作るものは様々でしたが、マクドナルドを意識しながら作りました。



<マクドナルド屋さんごっこ>
第3週目では、マクドナルド屋さんごっこ遊びです。まずは、お母さん・お父さんが店員さんで子どもたちはお客さんです。お客さんは、お金を持って「これください」とハンバーガーに好きな具を入れてもらい、ポテトとジュースを選んでセットを作り、友だちと一緒に机で食べます。まるで本物を食べているみたいに大きな口でたべたり、お店の人に「すみませ~ん、チーズが溶けているんですけど~」と苦情を言ってみたり、アドリブでのやりとりでドっと笑いがおこります(#^.^#)
次は、子どもたちが店員さんで、お母さん・お父さんはお客さんです。「いらっしゃいませ~」「どれにしますか」「○○円です」と上手にやりとりしています。お客さんが「美味しいよ」と言いながら食べてくれ、みんなの笑顔が溢れます。

そこへ500円玉を持った先生が300円のハンバーガーを買いにやってきて「おつりください」、店員さんは「?」になっていたけど、近くにいた友だちが「200円だよ」とそっと耳打ちしてくれ、上手におつりを渡せてにっこり。ステキなやりとりにほっこりしました。

5本入りのポテトも、一本ずつ真剣に数えています。

おうちの人たちも美味しそうに食べてくれて、子どもたちも嬉しそう♡

最後はやっぱり“僕たちも食べたい!!”ということで、もう一回買い物を楽しんで・・・


みんな本物を食べているかのような満足そうな笑顔に大人もほっこりです。

<クッキング>
そして、締めくくりのクッキングでは本物のハンバーガーを作りました。ミンチと玉ねぎをこねてハンバーグを作り、具をはさんで出来上がりです。そこでもハプニングが・・・ハンバーグは焼くと小さくなるのです(´;ω;`)ちょっぴり悲しい気持ちになりましたが、口にいれると美味しくって、そんなことなんて忘れて笑顔いっぱい(*´∀`*)完食です。


1ヶ月を通して、製作・ごっこ遊び・クッキングと見通しを持ち、次へ期待しながら継続した活動に取り組みました。とっても楽しく、子どもたちの発想力の豊かさを感じた活動でした。

🍂あしび日和🍂
先週は、赤や黄色に色づいた山々が眩しいくらいに色鮮やかで、秋がぐっと深まったなぁとしみじみ思っていたところでしたが、今週に入ると、一気に冬の寒さがやってきました。「さぶっ」と思わず声が出てしまうほどです。水曜日の深夜から木曜日の朝にかけては雪が降り、うっすらと積もりました。いよいよ、冬の訪れです。
11月も盛りだくさんの一カ月でした。
午前中の園庭は、まだ少し日陰が残っていて寒いのですが、子どもたちはお気に入りの乗物を求めて、遊具倉庫へまっしぐら。ひらひらトンネルやガソリンスタンドを手がかりに、思い思いの乗物でコースを回ります。一周走るごとに乗物を替える子もいます。あれもこれもやってみたい!そんなところでしょうか?そうかと思えば、砂場でじっくりとお料理をつくったり、繰り返しボーリングを楽しんだりする子もいます。発達の道すじの中で見せるその時期ならではの姿でもありますが、それぞれにあしび園での生活が楽しく思い描けているのだろうと思うとうれしくなります。午後のクラスは、ぽかぽか陽気の中で転がしドッジをしたり、追いかけっこをしたり。楽しそうに汗を流す友だちの様子を少し離れて見つめる子どもの姿もあります。やってみたい、でもうまくできるかな?当てられたり捕まったりするのはイヤだな…揺れる心を抱えています。子どもたちの表情や行動のすべてに意味がある、ねがいがある、そう思いながらどう声をかけたものかと悩みます。職員のねがいは一つ。楽しく過ごしてほしい。それに尽きます。
ごっこ遊びが盛り上がりました。一カ月間をかけての取り組みです。一話完結とはいきません。「つづき」があります。それを楽しみにしながら気持ちをつなげて、活動は展開されていきます。それにしても、再現力の緻密なこと!!「よく見てるなあ!」子どもたちの見ている世界に驚かされます。生活や遊びの中で、その目で、その耳で、あらゆる感覚を通して捉えていることがたくさんあるということです。そして、様々に感じているということでもあります。その世界観を共有しながら、おうちの人も楽しんでくれました。ハンバーガーの食べっぷりの見事なこと!とても紙でできているとは思えません。自分たちの手を通してコツコツと積み上げていくうちに、すっかり「その気に」なって、親子で楽しみましたとさ。「おしまい」。 (園長)
