朝晩が涼しくなり、あしび園の園庭にはたくさんのトンボが遊びに来てくれるようになりました。
今年度が始まりあっという間に半年が過ぎ、もう折り返し地点です。
あしび園の玄関ホールには保護者の皆様の「あしび園に通って半年たってのアンケート」で思いを綴っていただき、掲示させてもらっています。職員一同、心がほっこり温まり、モチベーションアップです(*´∀`*)是非見てみてください。
今年の夏はとっても暑かったので、9月の2週目までプール遊びを延長し、思いっきり夏を楽しみました。
9月の3週目からは泥んこ遊びが再開しました。6・7月での経験が生かされて、積極的に楽しむ姿が増えました。しっとりと遊ぶ子、ダイナミックに楽しむ子とそれぞれの楽しみ方があります。
さて、今回は卒園児の保護者によるお話し会の様子と、室内あそびの様子を振り返りたいと思います。まずは、おはなし会の様子からお伝えします。
9月3日・4日・5日にあしび園卒園児保護者の方をお招きして、お話し会を開催しました。日替わりで3名の方をお招きし、あしび園通園当時の思いや、就学前後の不安や悩みなどを振り返ってお話しをしていただきました。在園の保護者の方からは、現在の友だち関係はどうか、仕事はどうされているか、就学前の家族の理解はどうだったかなど、たくさんの質問がありました。その一つひとつを受け止めて、ていねいに返してくださいました。「我が子の就学後や将来への不安を感じてはいるが、悩んでいるのは自分だけではないということがわかり、これからのことを前向きに考えていくことができた」「こうあるべきと考えるのはやめよう」「しっかり子どもを受け止めてあげたい」など、たくさんの感想を寄せていただきました。
自分とは違う目線で話を聞くことで、自分の子育てを振り返ったり、考えたりするきっかけになったのではないかと思います。お話してくださった先輩お母さん方、本当にありがとうございましたm(__)m
続いて、子ども達に大人気の室内あそびをご紹介します!
朝、「おはよう!」の元気なあいさつもそこそこに、子どもたちは遊戯室に設置したサーキットに吸い込まれていきます。滑り台にマットのお山、平均台に鉄棒と楽しい遊びがいっぱいです。お母さん、お父さんや先生を誘って思い思いの楽しみ方で遊びこみます。遊戯室には笑顔があふれ、楽しそうな声が響きました。
*マット遊び
大人気のマットのお山。登ったり下りたり、跳んだり転がったり( ^ω^)・・・
友だちを意識して応援しあいながら、しっかり身体を使って登っています。
上まで登り詰めると、向こうで待ち構える先生の姿が見えます。
「こちょこちょ~!」が待っています。期待を膨らませて、勢いよく転がります。
一方で、「やっぱり逃げちゃえ」って戻っていく子もいますけれど、実は…追いかけてほしいのです。
安心できる場所で、安心できる人と、自分のペースで遊びこみます。初めは、自分だけのものであった楽しみも、繰り返しの中で、先生やおうちの人やお友だちと、共有できるようになります。素敵な姿です。
*うちわ
巨大なぺろぺろキャンディーにも見える?!のは、巨大なうちわです。
♪上から下から大風こ~い、こいこいこ~いのこ~いこ~い♪
この歌に合わせて、先生が大きなうちわをあおぎます。大きい分だけ風も「ビュ~ン」とダイナミックです。あおがれた親子は、「きゃ~」と叫んで、後ろへゴロリン!吹っ飛ばされたぁ!!というわけです。おうちの人の役者魂が冴え渡ります。大好きなお母さんやお父さんと一緒にあおがれて、後ろへ吹っ飛ばされ、子どもたちは大喜び。
実は、あおいでいる先生も、この転げ具合が、超気持ちいい~!!のです(^_-)-☆
「もっとしたい」「もう一回」と、楽しい笑顔が広がります。
待ちきれないよ、もっともっと!という気持ちでいっぱいの子ども達ですが、楽しさの中で、期待感を膨らませながら、おうちの人の膝の中で、少しずつ順番が待てるようになっていきます。
🍄あしび日和🍄
あしび園は、親子療育の場です。市内にある児童発達支援事業所では、親子通園はさほど多くありません。お勤めされている保護者の方には、条件的になかなか利用しづらいところもあるかと思います。それでも、親子療育でしか味わえないものがあります。それは、「今」「この瞬間を」「ともに楽しむ」ということです。「ともに楽しむ」は、時には、「ともに頑張る」であったり、「ともに悔しがる」であったりもします。大切なことは、この「ともに」です。これが、子どもにとっての安心感であり、幸福感ではないかと思います。もちろん子どもは、「安心感」とか、「幸福感」という言葉やその意味など知らないと思います。それでも、ほっとするような、包み込まれるような、充足感のようなものをその体で味わっているのではないでしょうか。
一方で、おうちの方にとっては、この「ともに」がしんどい時もあるかと思います。単独通園であれば、見なくてもすむはずの我が子の姿。園庭に一人残って、いつまでも教室に入らない、朝の会の時に落ち着いて参加できない、何が気に入らないのか、いちいち泣いたり怒ったりして、もうお手上げ、などなど。そんな時は、せっかく仕事を休んで来たのに、「もう帰るよっ!」と言いたくなるようなこともあるでしょう。
そんな時は、職員にお任せを。一人で頑張らなくてもいいのです。せっかく来たのだから、おうちの人も安心して過ごしてください。あしび園を楽しんでください。あしび園の療育は、職員だけではなく、子ども達とおうちの方とでつくられています。子ども達やおうちの方々が楽しんでくれるからこそ、職員は、もっともっと、楽しいことをしようと思うのです。職員の原動力はあしび園に来て下さる皆さんの笑顔です。「あ~、よかった」「あ~、楽しかった」と思えるような、ほっとするような、ほっこり幸せを感じられるような時間を「ともに」過ごしましょう。
さあ、いよいよ秋がやってきましたよ。みんなで秋をたっぷりと味わいましょう! (園長)
≪あしび園 2025年度 入園見学会のお知らせ≫
10月より来年度の見学説明会を予定しています。
日時:10月11日(金)、18日(金)、11月1日(金)
10時から行います。
ご希望の方はあしび園への電話予約をお願いいたします。