梅雨の時期となり、雨が降る日も多くなりました。外あそびのできない日には、元気いっぱいの子どもたちは遊戯室でサーキット遊びでしっかりと体を動かして遊んでいます。引き続き健康管理に気を付けて笑顔いっぱいで過ごしたいと考えています。
うさぎぐみの子どもたちは追いかけられるのが大好きです。散歩で行った公園では、リュックの中から『オオカミ』(パペット)が現れ、『まてまて遊び』が始まります。オオカミ役の職員が、「待て~!!食べちゃうぞ~」と追いかけると「キャーッ!!」と叫び声をあげながら、広い公園を全力で走り回ります。とはいえ、走ることが苦手な子もいるため、あそびに参加しているのはまだ数人の子どもたちです。教室でも“走れ走れ”の曲に合わせて、『トロル』(3びきのヤギのガラガラドン)が登場します。繰り返しの中で、少しずつ追いかけっこのイメージが膨らんでいきます。
そんな積み重ねをしていったとある天気の良い日のこと。園庭では、子どもたちが思い思いの好きな遊びを楽しんでいたところ、いつものように数人の子どもたちと『まてまて遊び』が始まりました。職員も楽しくなり夢中になって遊んでいましたが、なんと‼気がついたらみんな集まっていました。
広い園庭で少しずつあそびを展開していきます。
すべり台と園舎の間の空間がみんなの『お家』です。
「出ておいで~」
「イーヤーヨ」
「ヨーシ それなら食べちゃうぞ! フーフーフーのフー!!」
と『3びきのこぶた』の絵本の世界がくりひろげられます。
“逃げろ!つかまるもんか!”
“みんなを僕が守るんだ”と勇ましい姿も見られます。
それぞれが“なりきって”あそびがぐ~んと盛り上がりました(*^^*)
子どもたちの好きな活動を大人が一緒に楽しむことで遊びが広がり、“もっとしたい”と心が揺さぶられ、やがて友だちと一緒にあそぶことの楽しさにもつながっていきます。子どもたちの気づいていることやおもしろいと感じていることに心を寄せながら、思いを受け止め、楽しい遊びの経験を広げていければと思います。