すいかわりも終えて、お泊り会のプログラムも終了です。
遊戯室に集まって、お帰りの会をしました。
楽しかった二日間を振り返ります。
園長先生からは、恒例の大きな花丸をもらいました。
お互いの頑張りをたたえ合い、みんなで、大きな花丸を作りました。
さあ、おうちへ帰りますよ。
満足そうな顔で、バスに乗り込みます。
楽しかったという満足感とともに、おうちに帰る安ど感が伝わってきます。
大きな荷物を重たそうに抱えて、バスに乗り込む子どもたち。
汚れて濡れたものもあるので、来た時よりも、少し重いかな?
おっとっとっと!体がよろめいているよ。なんだか、リュックの方が大きいね(^^;)
それでも、バスに向かって、まっすぐに歩きます。
だって、おうちに帰るのだから。
「オトマリ会 楽シクナカッタ!」
重い荷物を抱えて座ったかと思うと、私に向かってそんなことを言ってきたR君。
「えっ?!」驚いて振り向くとこの笑顔。
「Rちゃん、楽しくなかったん?ほんとは、楽しかったんじゃろ?」と聞くと、
今度は、「タノシクナカッタ」と言いながら、横を向いてしまいました。
それでも、やっぱりこの笑顔。横を向いても笑っています。
はてさて?どういうことなのか?
本当は、とっても楽しかった分だけ、そんなふうに照れ隠しで、反対のことを言ってみたのかしら?
あまのじゃく期?と思ってみたり。
でも、一方では、とっても楽しかったのだけれど、ちょっと心残りがあったのかしら?とも思いました。
例えば、ちょっと、さみしくて、不安になったり、おうちが恋しくなったり…
お兄ちゃんなのに、年長さんなのに、ちょっと、かっこ悪かったかな…なんて思う自分を感じていたりして。
真相は、本人の心の中にしかありませんが、だとしても、この二日間が彼に与えたものは、小さくないのではないか?と思いました。
白バスに向かう子どもたち。
大きな荷物を抱えて、バスに乗り込む子どもたちの姿に、今さらながらに深い感慨を覚えました。
大好きなおうちを離れ、家族と離れて過ごす一日。
期待感ばかりではなかったことでしょう。
おばあちゃんちに泊まるのとは違います。預ける親御さんもまた、同じ気持ちだったのではないでしょうか。
いつもよりも、うんと長い時間を過ごして、給食を昼と夜と二回食べて、いつまでたってもバスには乗れなくて、不安を抱えていた子もいるでしょう。
それでも、職員との関係を支えに、楽しい活動に気持ちを紛らせながら、二日間のお泊り会を終えました。
帰りのバスでインタビュー。
「お泊り会、楽しかった人?」
「ハ~イ」と元気な手が挙がりました。中には、もうすでに眠りかけている子もいました(^^;)
「お泊り会は楽しかったですか?」
この笑顔に救われました(*^^*)
楽しかったね。よく頑張ったね。無事におうちまで帰ってね。
そんな思いでバスを見送りました(@^^)/~~~
バスから降りてきた子どもたちは、どんな姿、表情を見せてくれたでしょうか。
この経験をバネにして、この先の子どもたちが、より豊かにたくましく育ってくれることを楽しみに、一日一日を大切に積み重ねていきたいと思います。
(お・し・ま・い)