昨日は、第15回目のひかり園発表会でした。
発表会は、運動会同様に、子どもたちの成長をお披露目する機会です。
それぞれ、年に一回の行事ですから、おうちの方にとっては、一年前を振り返って、子どもたちの成長や変化を感じていただく機会になると思いますし、また、一年後の姿を楽しみにしていただく機会でもあると思っています。
とはいえ、子どもたちが、必ずしも本番でその時のすべての力を存分に発揮できるわけではありません。
幕が開いた時に子どもたちの目に映る光景とは、どのようなものでしょうか?想像してみてください。
会場いっぱいのお客様。
おうちの人を探す子。(いるはず…)と確信して、目を凝らします。もう、劇どころではありません。
また、おうちの人と目が合って「ワ~ッ!」」と泣き出してしまう子。
中には、客席にスタスタと降りていってしまう子もいます^^;
大勢のお客様を前にして、驚きとともに緊張感が高まります。
それを見通している子は、その緊張感をはねのけて、自分に負けないで、堂々とセリフを言うことができるでしょう。
一方で、見通しが十分でなかったならば、尻込みしてしまったり、うつむいてしまったり、おふざけスイッチが入ってしまったり、やっぱり泣いてしまったり・・・
それは単に、「経験の有無」や「経験の積み重ね」によるものではありません。
そこには、子どもたち一人ひとりの「発達的な意味」が隠されているのです。
それをていねいにひも解いていくことで、子ども自身のねがい(どうしたいのか、どうありたいのか)が見えてくるのだと思います。
お子さんの様子はいかがでしたか?
子どもは前に進んでいます。その歩幅やペースは様々ですし、時には立ち止まることもあるでしょう。
だとしても、やはり、前を向いて進んでいく存在なのです。
発表会や運動会は、「取り組みの節目」ではありますが、子どもの長い、この先もずっと続いていくであろう「発達のみちすじ」にある一つの出来事にすぎません。
だからこそ、取組みの経過が大切なのです。どんなふうに歩いているのか。ちょっと寄り道したり、ふと立ち止まったり…
その年の運動会や発表会の時、子どもは「発達のみちすじ」のどこにいるのか…子どもの姿から、しっかりと見つめていければと思います。
トップバッターのりす組さん。可愛かったですね(*^^*)。おうちの人を探す姿も涙もありましたが、一方で、笑顔もありました。
うさぎ組さん。楽しそうでしたね。フィナーレの手あそびはいかがでしたか?友だちとつながるって、やっぱり楽しいですね(^_-)-☆
きりん組さんの取組みのテーマは「連帯感」。見事!おさるさんをやっつけましたね。フィナーレの歌も心を一つにして響かせました(^^)v
くま組さんの衣装は、いかがでしたか?「ここが出番!」ということが明確であるほど、楽しみや誇らしさの一方で、不安と緊張がありましたね。
昨日のお休みはゼロ。ひかり園の子どもたち全員が舞台に立ててなによりでした。
たくさんのお客様の温かいまなざしと拍手に包まれて、とても素敵な発表会になりました。
発表会の開催にあたり、ご来場のご家族の皆様には、いろいろとご理解、ご協力をいただきありがとうございました。
また、地域のボランティアの方にもご協力をいただきました。ありがとうございました。