くま組の演目は、「山の音楽家」です。
山の動物たちに扮した子どもたちが、楽器屋さんから楽器を買うところから始まります。
本物の太鼓や鍵盤ハーモニカがあれば、お菓子の空き箱やサランラップの芯や段ボール、はたまた蚊取り線香の缶?!などで作ったホンモノさながらの?!楽器もあります。
楽器屋さんは、開店準備に大忙し!
そこへ、りす、小鳥、うさぎ、たぬきと順に森の動物たちがやってきます。
先生たちの渾身の作の楽器たち。
なかなか素敵だと思いませんか?
フルートは、本当にきれいな音が出るのですよ♪
これは、正真正銘ホンモノですが、曲がかかると、子どもたちブーって吹き始めます。
太鼓も、ホンモノと手作り品のコラボレーションです。
動物たちは、それぞれ手に入れた素敵な楽器を使って、音楽会を開くことに。
会場づくりの場面は、子どもたちもお気に入り。
自分のマークを手がかりに、一文字ずつ札をかけていきます。中には、ぺったんと貼り付ける子もいます。
子どもたちが、「ジブンデ」できるように、わかりやすさと取り組みやすさを大切にして考えていきました。
さあ、音楽会の始まりだ!
当日は、緊張と不安のあまり、舞台に立てない子がいました。
その不安は、自分の「できなさ」「情けなさ」からきているようでした。
発表会という特別な舞台に立つには、楽しみや期待感、誇らしさや自信など、子どもたちの背中を押してくれるような力が必要です。
ただし、そうした力が備わっていく過程では、必ず葛藤し心揺れる時期があります。
私たちは、子どもの発達をていねいに捉えながら、ともに乗り越えていける存在でありたいと、改めて思います。