例年、運動会が終ると、午後の年長児の活動は、発達課題別のグループ編成をします。
1学期は、いくつかの遊びを子どもたちが選択して楽しむ様子から、から子どもたちの好きなことや得意なこと、友だち関係を把握しながら、お互いに育ち合える仲間集団について検討していきます。
2学期になってからは、運動会に向けて年長太鼓の取組みを積み重ねます。
全体での活動になりますが、個々の育ちはよく見えます。
振付を模倣する、自分の気持ちや行動を状況や場面に合わせる、難しいことに挑戦する、見てもらう喜びを感じる、見てほしいとねがう、先生と一緒にしたい、そばにいてほしいと要求するなどなど、子どもたちの姿は様々ですが、どんな姿にも、発達的な意味合いが込められています。
それを紐解くことで、子どもたちの発達を捉えながら、グループ編成の手がかりにしていきます。
そうして編成された今年の3つのグループは…
・なかよし☆(ほし)チーム
・だるまさんグループ
・スーパースワットグループ
とのことです。
チームだったり、グループだったり、「☆ほし」がとても重要だったり、「スワットって、なにぃ?」って言いたくなったりしますけれど、これは、子どもたちの「すき」や「興味」や「声」を拾い集めて、ぎゅっとしたものなのです。
だからこそ、子どもたちにも「自分のグループ」への愛着があり、午後の活動への期待感がぐ~んと膨らんでいるのです。
またその姿が、次に続く年中児さんにも、少しずつ響いているようです。
卒園する頃には、どんな子どもたちになっているのでしょうか?
一人ひとりの育ちも、仲間としての育ちも期待しつつ、見守っていきたいと思います。