3月も下旬を迎え、卒園式まであと数日というところです。
日ごとにさみしさを感じるこの頃ですが、子どもたちは、変わらぬ様子で、毎朝元気よくバスから降りてきます。
この一年、例によって、子どもたち一人ひとりの成長があり、また、集団としての高まりがあり、朝の園庭の様子は春とはまったく違います。
毎年のことではありますが、この時期にこそ見られる朝の風景に「大きくなったなあ」と深い感慨を覚えます。
毎朝のマラソンでは、コツコツと走っては「正」の字が増えていくのを眺めたり、友だちと手をつないだり、競い合ったりと、それぞれの楽しみ方ではあるけれど、「タノシイ」という気持ちを共有しながら、高まりあう子どもたちです。
列を作って待つ時間にも、それぞれの過ごし方があります。
ここで、トラブルになることもしばしば…(^^;)
とはいえ、楽しい自由遊び!
乗り物遊び大好き!!
それぞれの技量も上がって、安全に楽しめるようになってきました。
でも、初めからこうだったわけではありません。
自由だからこそ、難しくもあるのです。なぜなら、「あそび」を自分で見つけたり、選んだり、決めたりしなければならないのですから。
「自由あそび」は、楽しいなと思える遊びを見つけるところから始まるのです。
まずは、「これがしたい」「もっとしたい」と思えるものをつくることから。
少しずつ「自分でできること」が増えて、楽しみ方が広がっていけば、もっともっと楽しみになるのです。
自分の力は未熟でも、大人の手を借りて楽しめればよし!
「してほしい」という要求をつくり出すことができるのも、自由遊びのだいご味なのです。
ぽかぽか陽気に誘われて、ついつい心が弾みます。
毎朝のこの時間と風景が、ひかり園で過ごした思い出の一つとして、子どもたちの心に刻まれればと思います。
卒園式まで、あと3日…