今年も、お泊り会は中止となりました。
昨年度の卒園児もそうでしたが、今年年長児となった子どもたちも、お泊り会を経験することがありませんでした。
それでも、何か、年長児さんにとって「特別な時間」を持てないだろうか…と検討した末に、カレー作りをすることにしました。
コロナ禍では、クッキングもままなりませんでしたが、今夏は感染対策を講じながら、やってみよう!ということになりました。
きりんぐみは、前日に近くの商店に買い物に行きました。お手製のポーチを首から下げて、エコバックを手に(*^^*)
一方、うさぎぐみと、くまぐみの子どもたちは、園内の八百屋さん?に行きました。
たまねぎ、にんじん、じゃがいもの中から、好きな野菜を選んで、チケットと交換しました。
エプロンと三角巾、マスクをしっかりつけて。そして今日は、手指をけがしないための軍手もはめて、クッキングスタート!!
まずは、野菜の皮むきから。なんて、真剣な表情なのでしょう!!
お次は、包丁で切りますよ。
「猫の手、猫の手」これは、ちゃんと猫の手をイメージできないと難しいですよね。
ボウルにいっぱいの野菜を切ったら、今度は、園庭で炒めます。
一人ずつ、小皿に入った野菜を大きなお鍋に入れて、大きなしゃもじで炒めます。
「オイシクナアレ、オイシクナアレ」の呪文を唱えながら、やけどをしないように慎重に炒めます。
お泊り会は、年中児と年長児が対象で、本来であれば、「炒める」作業は年長児さんだけの特権なのです。
それを見た年中児が憧れて、自分たちの出番を心待ちにするという、一年をかけて気持ちをつなげていく、大切な舞台なのです。
それにしても、久しぶりのクッキングでしたが、ホンモノに触れるというのは、とても大切なことなのだとつくづく思います。
うっかりすると、手を切ったり、やけどをしたりするかもしれないという緊張感は、ホンモノの体験があってこそ得られるものです。
そして、その実体験がイメージにもつながっていきます。
とはいえ、コロナ禍ですから、子どもたちの作業はここまで(本当は、ルウまで入れたいのですが)
続きは調理室でお願いします!!
自分たちの手で皮をむき、包丁で切った野菜がゴロゴロと入ったカレーのお味は?
美味しくないはずがない!
モリモリ食べました(^^)v
先生たちも、おいしくいただきましたよ。年長さん、ごちそうさまでした(*^^*)
この日も猛暑ということで、食後には、またまた、かき氷屋さんが登場しました(^_-)-☆
年長児さんだけの特別な日になりました。
この日に向けて、おうちでカレーを何度か作ったという子がいました。
終わってから、おさらいクッキングをしたという子もいました。
子どもたちの気持ちを高め、つなげていくための取り組みは、ひかり園だけではできないのだと、改めて思います。
この取り組みを温かく見守り、支えて下さったおうちの方にも心から感謝しています。
何かと制約の多い毎日ですが、ご家庭でも、カレーや焼きそばやホットケーキなど、親子で家族でクッキングを楽しんでみてはいかがでしょうか。