最後に登場するのは、くまぐみの子どもたち。
『3じの おちゃに きてください』
福音館書店から出ている、1977年出版の絵本です。
登場人物は、“ゆきとくん”という男の子と、“まりちゃん”という女の子と、道すがら、彼らに出会う、あり、りす、アヒルの親子、ろば、うし、そして、手紙を書いた“みどりのみどり”というかえるさん。
手紙を拾った二人の少年。
「3じの おちゃに きてください。ケーキを つくって まってます みどりのみどり」ですって。
「ミドリノミドリッテ ダレダロウ?」
期待に胸を膨らませながら、手紙に添えられた地図を頼りに、川のほとりを歩いていきます。
「どこに行くの?」
「3じのおちゃにいくの。ケーキをつくってまってるんですって」
「一緒に行ってもいい?」
「いいよ」
出会った動物たちと、そんなやりとりが繰り広げられます。
そして、たどり着いたところには、赤い屋根のかわいいおうちが。
大喜びで出てきたカエルさんたち。
でも、ケーキが大きくて、あっちへふらふら、こっちへふらふら…、とうとう、すってんころりん!!!
まあ!大変!!
おそうじしなくっちゃ!
きれいになったところで、いい考えが浮かびました。
さてさて、この先は、どうなるのでしょうか?
みんなは無事に、3じのおちゃにありつけるのでしょうか?
乞うご期待!!
4クラス4様の素敵な劇が出来上がりました。
リハーサルの日も、いつもの倍の観客に戸惑う子がいました。
明日は、もっともっとたくさんのお客様がお見えになります。
緊張感も不安もぐ~んと膨れ上がるかもしれません。
思うように身体が動かなかったり、声が出なかったり、泣いてしまったりすることもあるかもしれません。
はたまた、テンションアップ!ではぐらかしたり、おふざけをしたり、なんてこともあるかもしれません。
ですが、そのどれもが、発達の過程において意味のあることなのです。
子どもたちの姿に、理由や意味のないことなど一つもありません。
そして、どの子もが、こうありたいという願いをもっているのです。
それを信じて、どうか、どうか、最後までその姿をしっかりと見守って下さい。
うちの子もよその子も、育ち合う子どもたちの家族として、応援してあげてください。
どうぞ、お楽しみに(^_-)-☆