くまぐみで、お店屋さんが開店しました!
きりんぐみの子どもたちがやってきました。
さて、いったい何屋さんなのでしょう?
まずは、お店に入ったら、箱を選びます。大きさも形も模様もいろいろです。
「ドレニシヨウカナ?」
「イラシャイマセ!」
お客さんが「コレ クダサイ」と指さしたものをお店屋さんが「ドウゾ」と渡します。
「ドレニシヨウカナ?」
机の上のトレーには、いろとりどりの商品が並びます。
その正体は?
おにぎり、たまごやき、ハンバーグにスパゲッティー、ブロッコリーにウインナー?
実は、ここは、ビュッフェスタイルのお弁当屋さんなんです!!!
好きなものを選んで、自分の選んだお弁当箱に詰めていきます。
お寿司だって、サンドイッチだってあるのですよ。
そうして、できたお弁当は?
フライドポテトにミートボール、焼きそばにたこ焼き!
ホットドックに目玉焼き、ポテトサラダにコールスロー(おしゃれ♪)、それから…ジュースも!!!
思い思いに詰め込んで、素敵なお弁当が完成しました!
ところが…
あれも、これもと選んで行ったら、あらららら~?!こんなに山盛りになっちゃいました(^^;)
お弁当の中身は、くまぐみの子どもたちが、何日もかけて作りためていきました。
初めは、先生の手から生み出される身近な食べ物に「ワア!」と心を揺さぶられ、「コレハ〇〇」と、知っている食べ物とマッチングさせたり、食べる真似をしたりしていた子どもたちも、少しずつ作ることをまねはじめ、自分流に作るようになり、一時は、おにぎりだらけになりました。
子どもの興味や技量に沿って、ちぎったり、はさみで切ったりしながら、それぞれにこの活動への興味が高まるようにと取り組んでいきました。
先生たちの気持ちもどんどん高まり、イメージがあふれ出していきました(子どもよりも楽しんでいたかも…^^;)
くま組の子どもたちが、初めて箱に詰めて「自分のお弁当」が完成した時は、とてもうれしそうで、満足そうでした。
きっと、この瞬間に、自分たちが積み重ねてきたことの意味が分かった子が大半だったのではないでしょうか。
先生の作品を眺める楽しみ、道具を使うことの楽しみ、紙をちぎったりくしゃくしゃさせることの楽しみ、何を作ろうかと探し出す楽しみ、作ったものを見立てて食べる楽しみなど、その楽しみは、発達によっても違います。
同じ場所で、同じ活動を共有しながらも、見ているものや感じているものは違います。
それでも、やっぱりそれぞれに「タノシイ」のです。そこは、同じで、つながっているのです。
大人もワクワクするような、とっても楽しい取組みですよ♪
ぜひ、おうちの方も、遊びに来てくださいね(^_-)-☆