11月に入り、少しずつ肌寒くなってきて温かいものが食べたくなる季節になったということで、学園では自治会の行事で「焼き芋」をすることにしました。行事が始まる前から子どもたちは「何時からするの」と待ち遠しそうに職員に何度も尋ねてきました。ただし、完成した焼き芋を貰って食べるのではなくみんなで一緒に材料集めからスタートです。学園から草笛さんに続く坂道にはサツマイモを温めるための落ち葉が沢山あります。清掃活動もかねてだったのですが、子どもたちにとっては美味しい焼き芋を作るための一段階目に過ぎないようなスピードであっという間に沢山の落ち葉が集まりました。
サツマイモをアルミホイルで巻いて焼いている間はグラウンドで遊び、よりお腹を空かせて焼きあがるのを今か今かと子どもたちは待っています。
焼き芋をもらった子どもたちは熱さなんて関係なくホカホカと湯気の出ている焼き芋を手に持ち、とても嬉しそうに食べていました。なかなかこういった機会でしか学園全体で何かをすることが無いため性別年齢問わず会話をしながら食べている姿を見ることができ、職員としても新鮮で温かい空間でした。
こういった場を設けることで、食べ物が1から出来上がる瞬間を見ることができ子どもたちにとってもいい経験となったと思います。大きくなって焼き芋を見た時に「あの時みんなで焼き芋作って食べたな」とそんな事もあったなくらいで良いので思い出してくれたら嬉しいなと淡い期待を抱きながら焼き芋をいただきました。