例年の2月3日には同じ鬼が各棟を駆け回るのですが、今年はコロナを考慮して、幼児棟・男子棟・女子棟と違ったタイプの鬼さんが登場し子ども達を目の前に活躍しました。
【幼児棟】
鬼が来るのは知らされていますが節分とは何?というところから、まず紙芝居を読み、それから鬼の登場です。
前々日から鬼のお面と豆入れを楽しく制作し、落花生を豆入れに入れて、鬼が部屋に入って来るのを待ち構えていたのですが、逃げるので精一杯だったようです。
性格の優しい鬼さんでしたが、鬼の顔が怖くて、どの子も大泣きでした。
その後は楽しい夕食。丸かじりとはいきませんが、調理の先生方手作りのエビフライやヒレカツ入りの太巻きずし、イワシ、豚汁などのごちそうをいただき、心もほぐれ一段落でした。
【男子棟】
子ども達は数日前から「3日に鬼が来るけぇ嫌じゃなぁ。」、「去年は泣いたけど、今年は泣かないよ。」「先生、鬼から守ってやー。」とビクビクしながら待ち構えていました。
男子棟に青鬼が「悪い子はいねーかー」とやってきました。子ども達は鬼を見ると素早くリビングの机の周りをぐるぐると走り回り、鬼は追いかけますが鬼は目が見えづらいのか、足元が滑るようで追い付けず、見かねた職員に一人の子どもを引き留めてもらい、やっと「悪いことしていないかー」。
ほかの子は今がチャンスと豆を投げつけて鬼が帰っていきました。
毎年2人の鬼が来るのに1人だけだったからか「今年は楽しかった。」「リアル鬼ごっこした。」「誰も泣かなかった。」ととても楽しく満足した様子でした。
【女子棟】
節分当日、鬼が来る前から小学生は豆を持ってビクビクしながら一列で待機。どこから登場するか分からない鬼にみんなドキドキハラハラ。恐怖のあまり鬼が来る前から泣き出してしまう子も…。
今年は赤鬼のみの登場でしたが、子ども達にとってはそれだけでも迫力十分だったようです。
職員の後ろに隠れたり、「良い子にします!」と泣き叫んだりと鬼が退散した後も子ども達はしばらく放心状態でした。
各棟1人ずつの鬼の登場でしたが、例年に劣らずどの棟も今年もにぎやかな節分となったようです。今年も子ども達に沢山の福が訪れますように…。