さわやかな秋晴れの続く今日この頃、コロナの影響により数年ぶりとなる「福山学校茶道研修会」に招待していただきました。今回は初めての子も多いため、招待される側として参加させてもらいました。子どもたちはみんな緊張しながらもお茶会の雰囲気に楽しみな表情が隠しきれていませんでした。
お茶を入れてもらう・お茶菓子を出してもらう・季節のお花を準備してもらう等相手からしてもらうこと、もちろん花、お菓子そのもの全てに感謝をすることは日頃の茶道からも教えていただいています。感謝をすることは「教える」ものでも間違ってはいませんが、「感じて気づく」ものでもあると思います。お茶会におられた方たちは何事にも感謝の姿勢を持っておられ、子どもたちも何かを感じたのか自然とお辞儀をし「ありがとうございます。」が口に出来ていました。その姿を見て、ふと私たち職員は立ち姿で子どもたちに何か教えることができているのだろうか考え直しました。
今回のお茶会を含め、様々な行事に招待してくださることで子どもたちの知識・経験となります。どこかで言われている言葉を借りますが「経験は力」です。経験以上に人間を育てられるものは私個人の意見ですが、ないと思うので機会を頂けることは本当にありがたいです。お茶会から帰ってきた子どもたちの口からも「足しびれたけど頑張れた」「お菓子が美味しかった」「お茶入れてくれた中学生・高校生の人達すごかった」「来年自分たちがお茶入れるのか緊張する!でも楽しみ」と前向きな言葉しか出てきませんでした。
帰り際に新しくなった福山城の中を堪能することも出来き、きっと子どもたちにとっても素敵な一日になったと思います。