先日、揺れ木馬の活動をしました。
子どもたちは、椅子に座って順番を待ちますが、揺れ木馬がつるされると我先にと乗り込もうとします。
「お名前を呼んでからですよ」とルールを伝えます。でも、実際は、お名前を呼ぶだけでなく、椅子に座っている子の名前を呼びます。なので、ルールは1つではなく、いくつもあるんです。その中で、子どもたちみんな同じルールを求めるわけではありません。それぞれに意識することが違うんです。
「準備ができましたか?」「準備をして下さい」と声をかけてみます。この〝じゅんび〟ということばで、子どもなりに何かしなくてはいけないことを意識します。名前を呼ばれるのを意識する子もいれば、椅子に座る子もいます。姿勢を正して座る子もいます。
揺れ木馬に乗り込んだ時もそうです。乗って立っている子、ロープを引っ張っている子、乗らずに友だちを押している子、色々ですが、これまた、「準備はできましたか?」と言う言葉に、すわりに直す・ロープを握る・あわてて乗り込もうとする。それぞれの構えをし始めます。自分なりに活動(揺れ木馬)に向う構えを作ることができるんです。
自分の中で、目的を持つ、目的に向って何が必要か考える、考えたことが上手くいく、上手くいったことを喜べる、喜んでくれる人がいる、そんな取り組みが大切ですね。