おいもパーティーでの一コマ。おいもケーキのメンバーのTくん。
最近、いろんなものに目を向けるのが目立つようになってきていました。
この日も、よーく目を向けていました。
泡だて器、目の前に差し出されたので、思わず握ってしまいます。えらいのは、その次。
泡だて器から手を離します。何を握ったのかを確かめます。なんだか、ピカピカしているものです。果たして、なんでしょう?
もう一度、手にして確かめます。握った手をあらためて見つめています。
目の前にあるもの、手にしたものが何なのか、知ろうとしているんですね。
今度は、生地においもを流し入れます。先生は「お手伝いを」と思い、手を添えます。
でも、Tくんは、このカップの中に何があるのかを確かめたいんです。流し入れることではなく、確認しようとカップをのぞき込みます。
とはいえ、流し入れないといけないので、先生がお手伝い。今度は、カップから出てきた物が何かを確かめようと、ひとつまみ。
Tくんの手が、Tくんの目が、Tくんの動きが、気持ちを語ってくれているようです。
おいしい、おいしいケーキになるんですよ。