おいもパーティーの続き。
いもだんごの担当だったAちゃん。おいもや粉をボウルにうつしたり、器具を使って丸めたり、大はりきりでした。
団子を湯がくときは、お友だちの姿を神妙な表情で目にしていました。
この神妙な表情は、不安?期待?どちらともとれる表情なので、先生は「Aちゃん、いれる?」と声をかけます。いったん、前に近づいてくるのですが、「いやぁ」と強く拒否を始めます。
いやなのか?怖いのか?(この姿は、グループで焼き芋をした時にも見られましたね。)
もう一度、他の子がするのを見てもらうことにします。先生の膝の上で、やはり、見ています。
「一緒にやってみようか!」と、そっと耳元で声をかけてみます。団子を入れるのに使うあみじゃくしに手を伸ばして、お団子をのせてもらいました。
やるのは、先生のお膝です。座っているので、腰は安定しています。
ひじも少し、支えます。お湯の中にお団子を入れるって、かなり、入れる場所を意識しないといけません。そのための安定があることで、安心も生まれます。
続けて、お皿に残っていたお団子も入れます。先ほどよりもスムーズです。でも、表情はこの通り、真剣です。
そのあとも、入れるチャンスはありましたが、もういいということでした。この時のAちゃんは十分、満足していました。『できることができて、うれしい』と思うことも大切な発達段階もあれば、『できるかどうか?どうしたらうまくいくのか?を考え、悩み、気持ちを揺らがしながら、できた』ことが、なお、うれしいという発達段階もあります。
Aちゃんは、後者なんですね。だからこそ、その不安と期待を支えていくことが大事な時期ですね。