トイレに行くと、便器のところでかがみこんでいるSくんと目が合いました。
ちょうど、そのときウンチがぽとり!
「うんち、でた!」と、教えてくれます。そのときの表情は、“必死(緊張感のある)”という感じでした。
ティッシュを渡すと、おしりを拭いて、ホッとしたのか、その後は、ずっと、「うんち、でたよ」「うんこ、でたよ」と言っていました。
そのときは、ニコニコの表情でした。
教室にいっても、先生たちに、「うんち、でた!」と伝えていました。
その後、今度はSくん。
玄関で、もぞもぞしています。すると、お尻を押さえながら、やってきます。
あれっ、うんちかな?と思い、声をかけます。
シャワー室のほうへ通り過ぎていくので、「うんち、でたの?」と尋ねると、振り返り、『にたぁ~』とした表情を向けてきました。
まるで、「あたりです!」と答えているようでした。
ことばではないけれど、しっかりと答えてくれたのがよく分かりますし、なんとなく、気持ちも伝わってくる一場面でした。