最近、年長のお兄ちゃんたちは、すみれっ子が大好きです。
何か、してあげることがないかを考えながら、関わっています。
年長のKくん、先生と一緒に遊んでいたすみれのKくんに、砂のたい焼きを持ってきてくれました。
「いただきます」と食べる真似をすると、同じように食べる真似を!
「おいしいねぇ」と先生。「おいしい」とすみれのKくん。
その声が聞こえたかどうかわかりませんが、年長のKくんは照れ笑い。
『作って運んで食べてくれて満足!』で、終わりではなく、今度はどうしようかと考えている様子でした。
「おかわりがほしいねぇ」と、すみれのKくんに声をかけます。
すると、おうむ返しかもしれませんが、「おかわり、ほしいねぇ」と続けます。
年長のKくんは、走って行ってしまいました。
聞いてたかな?と半信半疑でした。待つこと5分。
戻ってきました。手には、ちゃんと何かをのせたお盆がありました。
「たいやきかな?」違う形です。「何作ってくれたの?」ときくと、「ちーずけーき」と言い、差し出してくれました。
「チーズケーキだって、おいしいねぇ」と、すみれのKくんといただきました。
何をしにいったのかを忘れずに、必要なこと(食べ物を見立てて、型を使って、お盆に砂を形にし、運んでくるという一連の活動)をしていた年長のKくん、すごいなぁと思いました。
(5分も待っていた先生とすみれのKくんもすごいんですけどね)
“してあげる”だけでなく、“相手が喜んでくれる”ことがうれしいと思えている年長さんに育っているんですね。