午前10時に「火事だー!」と給食室からの叫び声が。すぐに非常ベルが鳴り響きます。
毎月している避難訓練のように、園庭のこぶしの木の下(第1避難場所)にすぐに集まります。一人ずつの安全を確認して「〇〇組、全員集まりました」の報告。消化担当の職員が消火器をもって火元の給食室へ急ぎ、消火して戻ってきました。避難訓練はここまでで、2階玄関前の階段に全員移動。座って待っていると、消防署の署員さんたちが現れました。
「避難訓練、よくできましたね。」とほめていただいた後、お話を聞きました。「避難の時に大事なことは、『 お は し も 』です。『お』は押さない、『は』は走らない、『し』はしゃべらない、『も』は戻らない、です。」
そして、いよいよ、大きな立派な消防車が目の前に現れました。みんな大喜び。(こわいと感じた子も2~3人いましたが)
消防車を順番に触ってみていましたが、Iくんが署員さんの手を引いて乗せてほしいと要求。いいよと優しい署員さんが抱きかかえて乗せてくれました。するとみんなも次々と…。
ひとしきり見学した後は、水消火器を使っての各クラス代表の先生の消火訓練。
次は、絵本に出てくるような消防服を着て銀色のヘルメットをかぶった消防士さんの姿や敬礼を見せてもらい、みんな握手をしておしまい。
消防車は赤色灯を照らし、「ウー」とサイレンを鳴らして帰っていきました。
草笛学園では、毎月の避難訓練と年2回の総合訓練(避難訓練・通報訓練・消火訓練)をしています。他には、危機管理マニュアル・事件対応マニュアル(不審者侵入)・送迎バス運行マニュアル・個人情報保護についてなど作成し、何か起きた時には対応できるように職員間で共有できるように努めています。
(『事務所だより』より)