れんげ組さんは、『おかわりしっぽとり』なるものをしています。そもそも、しっぽとりは、追いかけるオニが、しっぽをつけて逃げる人のしっぽを取るというあそびです。とられてしまうと終わりになります。追う、追われる楽しさ、とる、とられないようにするための動きや工夫をすること、とられると終わるというルールが分かることでのスリルなどを感じることが遊びの要素です。
れんげ組では、追う人、追われる人が分かるように、ネコとネズミに分かれます。しっぽがとられても、しっぽをもらえば、再び、することができるようにしています。何度でも繰り返すことができるんです。
こうした工夫は、子どもたちの楽しさや分かるを作るための大切なことになってきます。
追う、追われる関係が分かるようになるために、いつ追われ始めて、いつ追われるのが終わるのかが必要になってきます。
10数えて、追いかけっこが始まります。スタートは分かります。
じゃぁ、終わるのは?しっぽをとられた時です。しっぽをとられたが分かるためには、どうするの?とったのを見せる?お尻を見せる?とったときにお尻をさわる?
しっぽをとられたが分かるためには、しっぽをつけてるが分かる必要があります。しっぽは、後ろなので、決して見ることができません。見えないことを分かるというのは簡単ではありません。しっぽを後ろにつけたがらない子もいます。つけるとしっぽが自分のところからなくなってしまうからです。なので、手からは離したくないんです。手に持ちながらも、しっぽをつけることも大切になります。とにかく、しっぽをつけるところからが大事になってきます。自分のお尻に、しっぽがある!そのしっぽが、とられてなくなるか?とられずにあるか?を、意識しながら、追いかけっこを楽しむのが、大切なあそびですね。