土曜日、火曜日と、外での時間がたくさんとれました。
あちらこちらで、しっかりと遊んでいるという姿が見られます。
坂道をはさんで、道ができ、ガソリンスタンドが大人気。
乗り物で、ガソリンスタンドへ行く子もいれば、身体に充電してもらっている子もいます。
Hくん、以前、先生が使っていた砂場道具の丸い器を手に運転をし始めました。
前の時には、誘っても、走るだけで決して持とうとはしていませんでした。
なのに、自分から手にしていました。
両手で持って走るというのは、身体が不安定になります。なので、ついつい、片手で持って今いやすいんです。Hくんも片手でした。
でも、「ハンドルは、両手で持つんよ」と声をかけると、両手で持ちます。
この丸い器がハンドルだという見立てができるからこそ、この声かけは大切になります。
両手で持って走ると、さらに、ハンドルを意識することができるんです。イメージのふくらみを増していきます。
両手でハンドル(?)をつかんで進んでいるのですが、ガソリンを入れてもらうのには、チケットが必要になってきます。なので、チケットを受け取って、右手と左手にそれぞれもって進んでいきます。
なのに、またまた、意地悪にも「ハンドルは両手でもつんで」と声をかけます。困った様子のHくん。
「先生はポケットに入れるね」と入れて見せると、Hくんもポケットあたりにチケットをもっていっていました。うまくは入らないので、手伝いをすると、しっかりとポケットに収め、ハンドルをもって出発です。
次の一周も、チケットを手に、ポケットに入れようとしますが、入りません。
分からない発音ではありますが、一生懸命、伝えてきています。
「ぽけっとにいれる」のようです。ちゃんと、伝えるためのことばにもなっていますね。
あそべる力は、こどもたちのいろんな力へとつながっているのを実感します。