先週は、毎年、おこなっているレポート発表がありました。
このレポート発表では、お子さんを育てる中での大変さや思い、葛藤や悩み、気を付けてきたことや取り組んできたこと、これからのことなどをお話ししてもらいます。
お話をすることで、今までの事の振り返りや今の思いを整理する機会になります。また、お話を聞くことで、同じ思いを共有したり、新しい発見があったり、自分自身のことを振りかえる機会にもなります。
今回は、3人のお母さんが代表して、発表してくれました。
①お兄ちゃんのMくん。弟のKくん。二人の療育までの道のりと、通園してからの電車や家での大変さなどをお話しされました。草笛に入ってからのたくさんの出会いがあり、仲間ができ、「困った」って言えるようにもなったそうです。最後に「愚痴って、泣いて、笑って、気づかせてもらう…たくさんの行事を通して、子どもだけでなく、親も療育してもらっていたと感じました」と言われたのが印象的ですね。
②Yくんがことばが遅いこと、周りからの視線など、悩みを抱え込んでいたしんどさ、日々の生活での大変さをお話しされました。就学に向けては、祖父母の理解を得られるようになったことへの感謝もうれしい変化でしたね。「これから、先もいっぱい悩むこともあるだろうけど私は一人ではない、いろんな人に支えられていると思えるようになれたので、頑張れる気がします」と言われました。Yくんにもお母さんにも、これから楽しみなことがたくさん見えてきます。
③Kくんの生い立ちの中で、抱く不安や葛藤の場面をお話しされました。1才半健診、3歳児健診、こばと園での親子通園の場、草笛での生活の場面でのしんどさの中で、支えられてきたのが、家族であり、Kくんの友だちであり、先生たちでした。そして、何より、Kくん本人でした。Kくんの言った「お母さん、頑張ってくれてありがとう」ということばがこれからもずっと、お母さんたちを支えてくれることでしょう。「これからもKの気持ちに寄りそい、Kにとって一番の理解者であり続けたいと思います」と締めくくられました。
この機会を通して、みんなで子どもたちと向き合い、みんなで前を向いていきたいと思います。
3人のお母さん、ありがとうございました。