お名前呼びで歌う「〇〇ちゃん、〇〇ちゃんはどこでしょう。ここです、ここです、ここにいます」という歌とかかわり(最後に体を持ち上げたり回したりするあそび)が大好きになったRくん。
先生を見つけては、手をつかみ、拍手をして歌うように、せがみます。
始めは、とにかく、やってほしいという思いが強いので、力づくで先生の手を合わせています。
何回かこたえる中で、手を打ち合わせる前に、「いくよ!」「そぉれ!」と“間”をもたせるための声かけをするようにしていきます。
その“間”は、短い時もあれば、長い時も作ります。
だんだんと、力づくで持っていた手が力を緩めて、かけ声を待つようになってきました。
声かけや歌を歌うと、にこっと笑いを浮かべてきます。
すぐに、応じてくれなくても、“次にやってもらえるぞ!”という期待感が手にも顔にもみなぎってきます。
相手への期待が生まれるので、あえて、先生は移動してどうするかを待ちます。
気持ちが切れることもあるんですが、先生を探したり、目で追ったり、微笑みかけたり、そんな素敵な姿が見られるんですよ。