発表会を終え、ほっと一息。
各クラスで楽しんだ出し物!見ていて楽しんだ出し物が、子どもたちにはあります。
運動会もそうですが、発表会の取り組みでは、子どもたち全員で行います。
「自分の出番がないから、何もしないじゃないか?!」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。自分の出番の楽しみも積み上げましたが、客席にいる間も、歌を聞き、踊りを見、舞台の動きを真似し、自分の楽しみにもなります。もちろん、先生たちはそうした働きかけをしてきました。
その積み上げが子どもたちの中で、やりたいなぁと思う気持ちを膨らませてきました。
その気持ちを発揮できる場として、楽しそうに見ていた出し物にチャレンジです。
先生たちは、バスの中や朝の会で、『もりのおふろ』『さるかに合戦』をすることを伝え、その中で何の役をしたいか声をかけていました。
「らいおん」「サル」「うす」「はち」などとやりたかった役を思い描いて答えてくれる子どもたちもいました。また、今まで通りの動きや活動をする方が楽しい子どもたちもいます。いつもと同じように楽しんでいました。
『さるかに合戦』は、練習中、みんな立ち上がって踊っていたんで、希望者続出。
たくさんのサルさんです。踊りもばっちり!セリフも覚えていたり、びっくりです。
サルがやってくるのを待ち構える子どもたちの視線、すごいでしょ!
ちゃんと、サルの出番をまっているんですよ。
劇団四季も真っ青なフィナーレです。
子どもたちが楽しみを膨らませ、憧れを膨らませてきたからこそ、この入れ替え戦での姿があるのだと思います。
子どもたち一人一人を大切にすることはもちろんですが、気持ちの高まりを生む子どもたちや先生たちのつながりが、草笛の療育だと感じさせてもらえた瞬間でした。