新年度になり、もうすぐ一か月が経とうとしています。不安な表情や泣き声が聞こえていたバスの中も、最近では、窓から景色を見ていたり、トラックや見慣れたお店を見つけると、指をさして教えてくれたり、先生の歌に耳を傾けたり、だんだんと落ち着いてきています。園に到着すると、“よ~し、あそぶぞ~”と言わんばかりの勢いでバスから降りてくる、子どもたち。新入園の子どもたちも、玄関へと向かっていく姿が見られ始めています。
そして、「ひよこ広場」「くさぶえ広場」それぞれの場所であそんでいます。先生に引っ張ってもらうスクーターやすべり台、水遊びなど“○○がしたい”と思えるものも見つけ始めていますよ!
さて、今週は、身体測定がありました。身体測定は、教室前の廊下で全員で行います。
2年目、3年目の経験のある子どもたちは、服を脱ぐと廊下の椅子で名前を呼ばれるのを待ちます。そして、名前が呼ばれると、自分から計測器に向かってきます。年長さんには、先生がどういう姿勢で身長を測るのかを意識できたらいいな。と思い、やり方を伝えます。身長計には足型の目印があるので、そこに合わせて立つことを伝えます。その足型を意識しながら子どもたちは、なんとか合わせようと体のバランスを取りながら、足の位置を微調整しています。うまくいかなくても、合わせようとしている姿がさすがです!
すみれぐみは、初めてなので安心できる教室で行いました。計測器を準備すると、“これなんだろう…”と興味を向ける子、計測器に気づいていない子、それぞれです。まずは“こんなふうにするものだよ”と先生が身長計や体重計の上に立ってみます。さらにすること少しでも関心がもてるように、アンパンマンの絵を貼ってみます。かといって、みんながすぐに関心を向けるわけではありません。興味を向けてきた子は、そのタイミングで計ります。服を着ている子もいます。服を着ていてもいいんです。まずは、やってみようと思って向かってきたことを受け止めます。そうして、やることがわかってくると、“服を脱ぐ”ということにも気づいてきたり、服を脱いでからするということも受け入れてくれるようになるんだと思います。みんな、大きくなってたかな。