雨の日です。登園してくると、靴を履いて、外へ行こうと先生の手を引いて訴えるたんぽぽのTくん。
お外が楽しみになっているんですね。
雨の日は雨の日の楽しみをもってほしいなぁ。この時期の楽しみをもってほしいなぁと思い、カエルをつくりました。子どもたちの目の前で、作ってみます。はさみで切り、のりで貼り、ゴムを通して、跳ばせて見せます。カエルの絵がやたらに気にしている子もいれば、跳ばしたいと思って、手を伸ばしてくる子もいます。
このカエルを跳ばすには、二つの難題があります。
一つは、カエルがひっくり返るようにするために、ゴムを伸ばして、見えているカエルを裏返しにする必要があります。見た目には、床に置くと跳ぶのではないかと思ったり、ひっくり返さず伸ばしただけでも跳ぶと思ったりしてしまいます。
もう一つは、裏返した後、ゴムが縮んで、とび上がるのを待つ時間が必要になります。
ゴムの加減で、スッと跳んでくれるカエルもいれば、なかなか、跳びあがらないカエルもいます。
なので、待てないと、すぐに手が出てしまいます。跳ぶことが分かると、待つ時間が長くなってきます。「とぶかな?とぶかな?」と跳びあがる期待を膨らませながら、待つようにしています。
うまく、跳びあがると大歓声!みんなで、楽しみを共有です。
つくしのSくんは、カエルをのりで貼るのを手伝ってくれました。たんぽぽのHちゃんは、カエルの裏返しをゆっくり見せて、一緒にやると、成功!一度、うまくいくと、何度も何度もやって見せてくれました。楽しいことができていく喜びをみんなが共有する雨降りのカエルでした。