陽射しがぽかぽかと暖かくなり、子どもたちは春のぬくもりを感じながら今日も元気に遊んでいます。
さて、今年度のあしび園が、本日をもって終了しました。1年を振り返ると本当にあっという間です。最初は不安でおうちの方から離れられず涙がよく出ていた子も好きなことや楽しいこと、安心できる人が少しずつ少しずつ広がっていきましたね。この1年で心も体もうんと大きくなりました😊
そして、3月は別れの季節でもあります。年長さんは4月から小学生です。長いお友だちは約5年間、あしび園で親子の時間を過ごしてきました。仕事や家のことなどいろいろなことに調整をつけながらあしび園に通ってきてくださったおうちの方、本当にありがとうございました。
前置きが長くなりましたが・・・3月のあしび園での活動を振り返ってみたいと思います🌸
⭐写真立てづくり⭐
午後のクラスでは1年を振り返り、写真立てを作りました(この写真立てはあしび園の思い出としてクラスの集合写真を入れてお別れ会の日にプレゼントとして渡すものです)。
ひとつのクラスでは紙粘土を丸め、丸めたものをフレームにボンドでつけていきました。紙粘土をこねたり、丸めたりする作業は手のひらや指先を使います。力加減が難しかったり、思うように形にならず苦戦する子どもたちの姿もありましたが、作っていく中で色を混ぜてみたり、大きさを変えてみたり、自分なりに形を作ったりするなどそれぞれの個性が輝く作品になりました。


もう一方のクラスではステンドグラス風の写真立てを作りました。好きな色のカラーシートを選び、自由に切っていきます。お家の人に手伝ってもらいながらハートや星の形に切るなど、子どもたちの中でいろいろなアイディアが生まれていました。裏のシートをはがし台紙に貼っていくことは根気強さもいりますが、完成に期待し最後まで気持ちをつなげてやりきっていましたよ。

1年を通して子どもたちの製作への気持ちの向け方も変わってきたように思います。
製作が苦手で「ヤリタクナイ」と言っていた子、“上手くできないかも”と気持ちが揺れていた子、最後までやりきることが難しかった子・・様々な子どもたちの姿がありましたが、お家の方に支えられながら少しずつ自分で作ることの楽しさや喜びに気づいたり、完成に期待したりする姿になっていました。
そしてお家の方の支え方にも少しずつ変化がありました。最初は一つひとつに声や手をかけていた方も少し子どもの様子を見守りタイミングを見て“ここぞ”という場面で手を差し伸べるなど、子どもに合わせた支え方やタイミングを見つけていました。
子どもが何に困り、どんな支えを必要としているのかを一緒に考えたり、子どもたちの変化や成長を一緒に共有し喜び合えることも親子通園の醍醐味だと改めて感じます♬

🍀おさんぽ🍀
1,2歳児さん中心のクラスでは近所にある西多治米公園までお散歩に出かけました。
あしび園から公園までは一本道。道中はいいもの探しをしながらゆったりのんびり歩いていきます。最初は抱っこを求めることが多かったお友だちも、繰り返しの中で少しずつ行く場所が分かり、楽しみがつながることで抱っこではなく自分で歩こうとする姿になっていました。また、お家の方も求められた抱っこにすぐに応じるのではなく「見て見て!○○あるかな?」と子どもの目先を変えてみたり、楽しみを作ってみたりと働きかける様子もありました。そんなやりとりがとても微笑ましかったです😊

そして公園ではすべり台やシャボン玉で遊びました。少し高めのすべり台でしたが怯むことなく、繰り返しすべることを楽しんだり、自分で吹いてシャボン玉を作ることが楽しくて何度も吹いて遊ぶ子どもたちの姿がありました。普段、親子で出かけるのとは少し違う、集団でのお散歩をみんなで楽しみました。

🌸お別れ会🌸
お別れ会では職員の出し物を見たり、1年間の活動をまとめたスライドを見たりしました。
今年度の出し物は「トンネルぐるぐる」です。職員がトンネルに入ると、あしび園で子どもたちが楽しんできたキャラクターに変身します!!知ったキャラクターが出てくると子どもたちも嬉しそうに見ていました。
スライドでは自分の写真が出てくると嬉しそうにしたり、楽しかったことを思い出しながら「〇〇した!」「〇〇食べた!!」などやり取りも楽しみました。写真が出てくるたびにハッとする子どもたちの表情が印象的でした!!
そして最後は恒例のくす玉割り!!
くす玉を割るのは「園長先生の役目」ということになっていますが、子どもたちから「ボクもやりたい!」という声が上がります。そりゃ、割ってみたいですよねぇ。それならば!と、子どもたちも一緒に引っ張ることになりました。「〇〇くんが園長先生を引っ張って、△△くんが〇〇くんを引っ張って…」と、長~い列ができました。「うんとこしょ、どっこいしょ。うんとこしょ、どっこいしょ~~~!!!」みんなで力を合わせます。誰一人、「ボクガ!」と前に出てくる子はいません。「一番になりたい」気持ちが膨らんできている子どもたちですが、思いはひとつ。くす玉を割りたい。だから、力を合わせることができるのです。「ぱっか~ん!」見事にくすだまが割れると、みんな、驚くやら喜ぶやら。くす玉から舞い降りてきたきれいな紙吹雪に心が躍るひとときでした。

1年間、お疲れ様!!
1年間、よく頑張ったね!!!という思いで、親も子も職員も、お互いに紙吹雪をかけ合い、お別れ会を締めくくりました。

💕卒園児が遊びに来てくれました💕
先日、卒園して何年も経つお友だちがあしび園に遊びに来てくれました。お母さんは託児のボランティアに来てくれていましたが子どもたちは卒園ぶりです。今は4年生と6年生!!当時の面影を残しつつ、素敵なお姉さんに成長していました。あしび園に来ていた時の記憶は曖昧でしたが、“なんか楽しかった場所・・”という思いは残っていたようです。お母さんと職員が当時の様子を話していると「え~。そうだったん!?」となんだか嬉しそうに話を聞いていました。そして、昔お母さんと一緒に乗っていた2人乗りの三輪車に姉妹でまたがり、漕ぎ合いっこをしていました。昔は自分で漕ぐことが難しくてお母さんに漕いでもらっていた三輪車も今では自分でしっかりと踏みしめながら漕ぐことができます。子どもたちの成長、月日が経つのは本当にあっという間ですね。

そんな子どもたちの姿を見ながらお母さんと「あの時はこうだったよね~」と当時を振り返ると「ほんとに大変でしたぁ!」と話してくれました。でも今は、言葉とは裏腹に表情はとても明るく、頼もしいお母さんの顔です。
“あしび園時代は黒歴史!”と言われる方もいるくらい、振り返ってみれば、おうちの方にとってあしび園で過ごした時間が辛く、苦しいものだったということは少なからずあると思います。一方で、“あの時期があったから・・・”と振り返りながら、踏ん張った日々を自信に変えている方もたくさんおられます。子どもたちにとってもおうちの方にとっても、心の片隅にそっと暖かい気持ちを残せるようなそんなあしび園でいられたら・・と思います😊
あしび園を卒園した後も元気な顔を見せに来てくれると職員は元気をもらいます。お母さんたちから当時の思いを聞かせていただけると励みになります!!
どうか、卒園される皆さんも、あしび園のことをふと思い出した時、ぜひ顔を見せに来て下さいね😊
🌷あしび日和🌷
あしび園の一年間が終わりました。皆さんにとって、この一年は、長かったでしょうか?それとも、短かったでしょうか?
それぞれに感じられる時間の長さは違っても、間違いなく、確かに積み重ねてきた、子どもとともに歩んだ、なにものにも代えがたい、かけがえのない時間です。
3月18日から始まった「お別れ会」も、今日が最後でした。毎週金曜日の午後クラス。年長児さんたちです。ほとんど休むことなく通って来てくれた子どもたち。その顔ぶれを眺めると、2歳から5年間に渡って通い続けた子どもたちも数名います。旧園舎を知る最後の子どもたちです。旧園舎からマンションの小さな一室へ(改築工事中の仮園舎)。そして、ぴかぴかの新園舎へ。そんな目まぐるしかった一年をともに過ごした親子たち。あれもこれも、懐かしい思い出です。
4歳、5歳であしび園と出会った親子もいます。「あしび園に来れてよかった!」「もっと早く来たかったぁ!」何よりうれしい言葉です。それでも、初めて門をくぐる日は、不安いっぱいで、「なんで!?」という戸惑いや怒りすらあったかもしれません。そんな思いを職員はうまく受け止めることができたでしょうか。力のおよばぬこともあったかと思います。
お別れ会では、スライドで一年間を振り返りました。たった一年間でも、子どもたちの成長が見て取れます。身長も伸びて、頬がしゅっとして、幼児から少年のしっかりとした顔つきへと変化していきます。ゆっくりとでも子どもは確かに発達していくのです。
「一歳は一歳として、二歳は二歳として、その発達段階はそれぞれの意味をもっているのであって、その時でなければ味わうことのできない独特の力がそのなかにこもっているのである」というのは、社会福祉の父と呼ばれた「糸賀一雄」さんの言葉です。
たとえ発達が緩やかであっても、お友だちとうまく遊べなくても、みんなと同じようにはできなくても、私たちは、あしび園で出会った子どもたち一人ひとりの「今」に寄り添い、その時に大切にすべきことをおうちの方と確かめ合いながら、ともに歩む存在でありたいと思います。そして、「あしび園に行こう!」と楽しみに通っていただけるよう、居心地のよい、温かい場所でありたいと思います。一年間ありがとうございました。 (園長)
